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2011/08/14

燈火会~東大寺法要

真夏の奈良の夜と言えば、燈火会、というのが、だんだん知られるようになってきた。

これは、まだ始まって13年目の行事なのだが、11日間、ロウソクの燈火で奈良公園を浮き上がらせる風情あるイベント。広大な奈良公園のそこかしこが光に浮かぶ。

なかなか奈良の神社仏閣にしっくりきて、名物となった。このイベントを仕掛けた朝廣佳子さんは、「観光カリスマ」にも選ばれている。

さて、昨夜と今夜は、会期中でも特別な催しがあった。東大寺の大仏殿が夜間参拝できるのである。しかも無料(笑)。

これを目当てに出かけてきた。

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まずは、こんな燈火による天の川。これは春日野園地か。
いくつもの会場で、このような燈火の波が広がる。

会期中は、毎晩、数万灯に及ぶロウソクが点灯されている。



  
   

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夕闇にシルエットになっているのは、南大門
夕焼けは、生駒山にかかっている。

大仏殿の鴟尾も美しい。

   

   

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このような竹の燈籠も作られている。

ちょうど春日山にかかる満月が見事であった。この日に満月で、しかも晴天になったのは、本当に運がよい。
   

 

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そして、いよいよ大仏殿に入場。

よく見てほしい。この夜の大仏殿は、単なるライトアップだけではない。大仏(盧遮那仏)の尊顔が、外から参詣できるのだ。
窓が開くのである。これが楽しみ。

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さて、中に入れば、やっぱり大きいわ。何度見ても圧倒される。とくに夜の参拝ならではの迫力。上半身が大きく作ってあるので、見上げても顔が小さくならない。

そして、この晩は、「東日本大震災 物故者追善並びに被災地復興祈願法要」が営まれていた。足元に僧が並び、唱えられる声明には、胸に迫るものがある。



    

 

ふと、思った。大仏を作った時代、天災や飢饉、地方の反乱が相次ぐ中で、国の富を集める大仏と大寺を建設したために、国家は破綻状態だったのではないか、と言われている。

また、このブログでは、大仏を作ることによる水銀公害や資源枯渇などブラックな部分に目を向けたり、あるいは大公共事業としての経済政策ではなかったか、と指摘してきた。

しかし、やはり素直に、大仏は国家安康を願う聖武天皇の祈りの結晶と見てもいいのではないか、という気がしてきた。

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コメント

写真の腕がいいのかしらん。(^^)

きれいですねー。
月が出ている写真には
うっとりです。

灯り自体に祈りに通じるものが
ありますね。

はい、写真の腕がいいからですね。キッパリ

今年の燈火会には、より一層の祈りがあったことでしょう。

高校生のときに、奈良駅で深夜の高速バスを待っているたら、
怪しいおじさんに、
「東大寺がライトアップされているから、一緒に行かないか」と、
誘われたことがあります。
すごーく怖かったので、ライトアップの真偽については
考えたこともありませんでしたが、
このイベントのことだったのでしょうか・・・・。
ま、夜中に知らないおじさんについていかなくてよかったなと
今では思っています。
でも「燈火会」は見てみたいです。

女子高校生が、どうして深夜の奈良にいたのですか。
そして怪しいおじさんに声をかけられるとは。
そんな時は、私に連絡しなさい。悪いようにしないから。
……という私が怪しいか。。。

燈火会ではなくても、ライトアップは昔からやっていますよ。東大寺だけでなく、興福寺など奈良の有名社寺一円で。
なかなか情緒深く美しい。今度おじさんが案内してあげよう……というのも怪しいか。

しかし今頃「ついていかなくてよかった」なんて。
高校生の頃からパワフルというか、飛び跳ねてどこに行くかわからん子だったねえ。
今度、旦那と子供連れで来なさい。案内しましょう(健全)。

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