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森と林業と田舎の本

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2011/09/03

飛騨に割り箸会社設立

岐阜県の高山市に国産材割り箸を製造する「飛騨製箸」が設立された。

設立したのは6月で、高山市の事業家らで、木製家具製造会社や木質ペレット製造会社など6人だそうだ。資本金は500万円、従業員は約30人。飛騨地域のスギの間伐材を使った割り箸を製造する。

11月にも工場を稼働させて日産25万膳を生産する計画だ。単純計算では、年産6000万膳というところ。年間売上は約1億2000万円を見込む。

ちなみに最大手の金沢の中本製箸は、年産約1億膳と聞いた。(もっとも生産設備は3億膳くらいあるとか。)株式会社はるかも、年産3000万膳くらいはあるはずだ。いずれしても、飛騨製箸が、計画通りに生産できたら、国内有数の割り箸工場になる。

いやいや、それどころか今後は、日産100万膳を目指すとか。

なかなか豪気な計画だが、販売は大手外食チェーンなどを狙っているそうだ。その販売を請け負うのは、あの「ワリバシカンパニー」である。岡山県の西粟倉村でも生産している。

しかし、問題は価格だ。輸入割り箸は単価1~2円だが、飛騨製箸では単価2~3円を考えているそうだ。狙うのは樹脂箸からの転換らしいが、洗浄費などのコストを説明して、割り箸の有利さを伝えるのは、なかなか大変だろう。
価格を抑える仕組みとしては、端材やおがくず゛、それに使用済みの箸を回収して木質ペレットの素材として買い取ってもらうというが、どうかなあ。

とりあえず、よいスタートを切ることに期待したい。

 
 

 

ちなみに、現在の割り箸事情は、刻一刻変化している。

今や中国からの輸入は減るばかり。中国による生産自体も激減したそうだ。製造地は、ロシアからモンゴルへと広がっている。さらにロシア材も入りにくくなっているから、外材による国産割り箸も厳しくなっているようだ。そのため供給不安が起きているという。もはや輸入割り箸も期待できないのだ。

だから国産への期待が高まっているのはわかるが、これがまた大変(^o^)。

実は、大手企業の中にも参入希望は結構あるらしい。そして製造機器を導入したら簡単に作れると思いがちなのだ。だが私の聞いた現場の声によると、そう甘くはないらしい。

素材の1本1本の性質を読み取る必要がある。とくに間伐材でつくろうとすると、節もあるし、年輪幅が広くて強度がないなど、歩留まりは悪い。
いや、それだけなら精密な機械を開発すればクリア可能なのかもしれないが、検品だけは人の目に頼らねばならないのである。それは人件費に跳ね返る。検品は、ビジネスとしての商品にする場合に絶対に欠かせないし、レベルも落とせない。それは、輸入割り箸だって同じだ。

なんだか、輸入割り箸、国産割り箸と区別したり敵対するのではなく、割り箸vs樹脂箸くらいの気持ちで共同戦線を張るくらいの気持ちではないといけないのかもしれない。国際メーカーと海外メーカー間で、機械の融通や人材の交流も必要かもしれない。

 

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割り箸」カテゴリの記事

コメント

いまや、モンゴルですかあ…。
間伐材を輸出して、海外工場で作る(もうやってるか)とか、材を輸出して逆輸入とか?それって国産材割り箸だけど、外国産?

に、しても、割り箸事情を思うと、血がたぎるのはなぜだ?

割り箸でセミナーやりたいなあ(^.^)〜講師、よろしくお願いします!

おぉ!飛騨でも生産するんですか!
国産割り箸参入が増えるのは嬉しいことですよね^^
切磋琢磨して頑張っていきたいです!

コメント欄借りちゃってすいません、
ただっちさんお久しぶりです^^
オジゾークンもコツコツ頑張ってます^^

かなり紆余曲折があったようです。
工場の場所が変わり、製造機械も変わり、材を納品する予定の森林組合の担当者とも情報交換していますが、いつ作り出すのかよくわからないと。

またそのあたりも19日に。


そうですか……やはり、という感じですな(⌒ー⌒)。

今度の郡上には中本製箸さんも来るらしいし。割り箸大会になりそうですな。

ただっちさん、オジゾークンも参加する?
夜は大変なことになりそうだ。

え。割り箸芸大会?
すごそう。

いや、そうじゃない、そうじゃない、
割り箸大会。
みなさまが集結すると、
割り箸大プロジェクトが起こるかも。(ワクワク)

割り箸になると、でしゃばってきてすみませんm(__)m
でも、オジゾークン、変わらず応援してます!受賞もおめでとうございました
つうくんもお久しぶり!
19日って田中さんがコーディネーターというセミナーでしたっけ?
うー行きたい!が厳しいなあ。
また割り箸芸(おいおい)大会企画お願いします!
熊(♀)さんにもお会いしてみたい。コメントにいつも悶絶しています…すみません、田中さんのブログでしたわね、ここ。

田中組長!

不肖私も参加させて頂きますので、よろしく。

国産の割箸が中国産割箸に取って代わる日も遠くない?
それとも、何時になったら国産割り箸が生産開始されるんでしょうか?

ワリカンさんは、西粟倉村でも今年8月から生産すると以前おっしゃっておりましたが、まだ生産開始の声を聞きません。

飛騨でも、すんなりとは行かないかも?

第一回全国割り箸芸大会が開かれる日は
近い。(キッパリ)
。。練習しておかねば。

ただっち様
では、上記大会の会場でお会いしましょう。(^^)

了解いたしました。では、会場で・・・。
田中組長、会場押さえよろしく!

間伐材割り箸には興味ありありで、試作で作ってみたいと思っていますが、九州では、どこに会社(工場)があるのかな?

なんか、コメント欄がすごいことになってる……(;^_^A

割り箸芸大会になっちまったし。。やはり○○で割り箸折るとか、割り箸使って○○するとか、競うのかなあ。

でも、案外そうした大会開いたら、割り箸に世間の目が集まって事態は動くかもよ。
全国各地の割り箸を集めて自慢大会というのもいい。割り箸早割大会なんてのは?

茂吉様

九州で割り箸つくる工場は聞きませんね。個人レベルで作っている人は残っているかもしれませんが。あと、竹割り箸はかろうじて作っているかな。

さすがに郡上までは厳しいかと…
ただ、当日は横浜近辺にいるはずなので、
ギリギリまで調整してみます^^

郡上では養老さんの講演がメインのようになっておりますが、私的には田中さんがメインです。本当は3時間ぐらい取りたいのですが、申し訳ないです。
ですので、誘導的(洗脳的)な進め方お願いします。
中本会長はその晩ご宿泊ですので、夜は長い・・・

九州の割り箸工場としては、熊本県上天草市松島町の松島木材(天草木材だったかな、そうではなくて松島木材だったと思うけど、考えれば考えるほど天草木材という気になってきてどうしよう。。。)で県産杉間伐材の割り箸を作っていますよ。当方(愛林館)ではお客様に出すのは全部これです。

シンポジウムは、養老さんがメインでしょう。割り箸に特化した話は難しいかと。それ目当てに遠路足を運ばれると、気の毒です。

でも終わってからの夜の懇親会こそが、割り箸(芸)大会かも(⌒ー⌒)。

九州で割り箸を作っている所をご紹介いたしますと、宮崎県日南市で、飫肥杉で作っている所がありますよ。
昨年、京都女子大学創立100周年記念パーテイで製作依頼しましたが、なかなか好評でした。

割り箸の持つ所に,「もっと京女 ずっと京女」と焼き印を押して頂きました。

何なら、サンプルを今度の会に持参しますよ。

もう私が口をはさまないでも、どんどん情報が出てきますね(~_~;)。九州の割り箸も、メジャーになることを期待します。

九州の割り箸に、ここまで情報が集まるとは、さすが田中会長のサイトですね。ありがとうございます。高桑進さんのサンプルはぜひ見てみたいですね。

沢畑様

確かにありました!
熊本県上天草市松島町の松島木材でした。
製材所ですが,元禄と天削の21、24センチを月産100万膳ほど製作して、主に大阪にある柳プロダクツに納品しているようです。

材料は熊本県産の杉間伐材等を利用しています。
箸製作機は静岡の業者から購入したようです。

食卓エンター箸で、国産割り箸を広めている教員より

熱心ですね(笑)。そういえば私も覚えがあったのに、上記の時は忘れていた。

これは、やはり割り箸サミットが必要だ……。

田中さんへ

そうです。
やはり、割り箸サミットをしましょう!
国産間伐材の活用と森林の活性化を目指して、とかなんとかいいタイトルで、ぜひ計画して下さい。
その時は,基調講演を田中さんでお願いしますね。

そのあとは、割り箸芸大会をして、賞品は、
1等賞が1年分の割り箸(365×3=1095膳の吉野杉箸!)、2等賞は半年分(500膳)、3等賞は1ヶ月分(100膳)とか(^|〜)

よっしゃ。
一年分の割り箸はワタシがゲットです。

熊(♀)さま


驚きの割り箸芸を楽しみにしておりますえ(^|〜)

こちらも、熊(♀)さんに負けず何か考えとこかな〜(^|^)
アア、熊った、熊った(笑)

……私の講演料も、割り箸になりそうだな。。。何膳もらえるだろうか。

今後、日本の通貨は割り箸になったりして。

 割り箸の保管はぜひ茶箱にお願いします!

 茶箱(平箱型)に小判のように入れて、
「余も悪よのう・・・ほほほ」 とか。

銭を投げずに割り箸を投げる(あ、これを割り箸芸に…)岡っ引きもいててほしい。

割り箸通貨は、割って使ったら価値はどうなるだろう。
使わず茶箱に秘蔵されても困るなあ。

田中様

割り箸の話は、やっぱり、盛り上がりますね。

後輩に「これでうまいものでも、食ってくれ」と胸のポケットに割り箸を入れてあげました。

新しい割り箸い利用方法です。


う~ん。一辺の間違いもない語法です。

見事な割り箸通貨の使い方だ。

コメントを読んでいたら、
私の頭の中で、
割り箸を持ったうっかり八兵衛が、
にこにこ笑いながら、
「ご隠居、これで旨いもんでも食いにいきましょうよ。」
って繰り返すんです。
どうしましょう。。

どうしましょう、て・・・・・だんだん割り箸通貨の行方がわからなくなったよ。
かくなるうえは、坂本龍馬も胸に割り箸をさしていたのか?
「これで美味いもんくうぜよ」

これからの割り箸普及のポスターは
この辺りの路線ですね。(しみじみ)

この週末、岐阜駅前でやっている岐阜レクというイベントに屋台用わりばしを提供(3000膳)。
同じく、郡上で行われている食の祭典に、郡上わりばし約2万膳納品。
イベントで使用したいという引き合いが増えてきました。
しかし、まだまだ割箸を国産でというのは一般に認知度が低いです。
頑張っていきます。

田中様
7年前に宮崎市の天満橋の開通イベントで国産杉の割り箸を記念品に配りました。好評でしたよ。
橋の名前を焼き印して、箸袋に橋をイメージしたデザインをしました。
イベントの集客数をカウントするために使いましたが、1万膳では足らなくなりました。

橋の上で巨大な鍋を使ってパエリアを作りました。美味しかったです。

当面の国産割り箸需要は、イベントが支える面もあるでしょうね。これは、一過性ながら割り箸イメージの刷新につながる。

私が割り箸に興味を持ち、また惚れ込んだきっかけは、吉野の杉箸をもらったことです。それまでの外国産(シラカバ)割り箸とまったく違う心地よさ。
そんな効果を広げるために、割り箸を使わせましょう。
でも、パエリアは、割り箸では食べにくくないかなあ(^^;)。

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