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森と林業の本

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2011/09/02

新内閣の林業度

台風が、近畿に接近している。おそらく未明には、四国辺りに上陸し、その後近畿~中国方面を縦断するだろう。

奈良県も、全域に大雨警報なんぞが出て警戒体制なのだが……不思議とわが町は静かである。
雨は、パラパラと降るものの、まだ風も穏やか。先日の大阪大豪雨の際も、まったく被害はなかった。いや、生駒市内だって降ったところは降ったらしいが、我が家の周りは平穏無事なのである\(^o^)/。

どうやら霊山・生駒山に守られているらしい。この調子なら、地震も放射能も怖くない……と戯れ言を言っているうちに、野田新首相の新内閣の顔ぶれが決まったようだ。

じっと眺め、また各大臣の経歴などを探るが、林業に通じる人はなかなか見つからぬ。
菅内閣は、少なくても菅直人首相が、林業にかなり入れ込んでいた。ま、半可通の部分はあったし、思いつき政策もあったが(~_~;)、それなりに森林再生を唱えていた。果たして今度の内閣は、そうした人物がいるだろうか。

留任した鹿野農水大臣も、農業は詳しそうだが林業はイマイチの様子。林業改革を進めていた国家戦略室も、大臣が横滑りに近いが、国家戦略室そのものがどうなることやら。

野田新首相は、手堅く、これまでの混乱を納めるかもしれないが、新規に何かするとか、改革に着手するというイメージは薄い。昔ながらの政治を進めるのが上手そう。

ただ、国土交通大臣に、前田武志参議院議員が就任した。彼は、建設省出身ながら、林業通だ。故郷が十津川村であることも影響しているのだろうか、林業や山村に対する思い入れがある。裏事情にも通じていた。彼に期待するか。それに最高齢ということで、若手の多い中でお目付役かもしれない。

今後、副大臣、政務官などが選ばれていくだろうが、さて、どんな顔ぶれになるか。森林政策や林業分野に詳しい人が少しでも入ってくれることに望む。

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コメント

大臣の中に、十津川村出身の方がいらしたんですね。
台風で、大変なことになっていましたが。
「十津川」と聞くと、なんとなく、幕末を思い出してしまいます。

十津川と幕末を結びつけるとは、通ですねえ。
十津川郷士は、常に歴史の裏舞台で動いていた……なんて。

しかし、前田大臣には、自身の出身地だからではなく、さっそく働いていただかねばなりません。国交省は、まさに災害対策の官庁ですから。

福島から奈良の被災地にお見舞い申し上げます。こんなことになるとは、今年の字は「災」で決まりだね。十津川といえば、明治の台風で北海道に移住した人が新十津川村をつくったんだよね。やっぱり歴史は繰り返すんだ。

台風12号の水害については別に書くとして、「今年の漢字」では、すでに「震」とか「災」は登場していたように記憶します。
「変」もあったし、もうネタ切れかも。いっそ、「水」とか「害」なんてのもありか。

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