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2011/10/19

川上村・林齢300年の森

昨日の川上村崩壊現場の紹介で、関心を引いたのは、崩落した現場に散乱する丸太の大きさだったようだ。

偶然ながら、近くに人が写り込んでいたおかげで大きさが比較できてわかったのだが、いずれも直径が80㎝~1mを超すような逸材ばかり。吉野材は生長が遅いから、樹齢では150年以上のものではないか。

せっかくだから、昨日同じ川上村で観に行った森を紹介しよう。

こちらは白川渡の巨木の森

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林齢 300年を超す森だ。江戸中期の植林と伝えられている。

逆に比較するものがないから、太さがわからないかな。

ならば、これは。

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この森、数年前に「間伐」(笑)をしたそうだ。その切り株だ。

私が、この切り株の上に立つと、直径が1・5mはあった。

おそらく、ここに生えているのは、いずれも同じ樹齢だろうから、みんな直径1・5mくらいはあるのだろう。それがヘクタール当たり100本見当ある。

この林区は、約14ヘクタールだから、ざっと1400本の巨木が残されている計算だ。

川上村には、「歴史の証人」と名付けられた、樹齢400年を超す木々が残されている。間違いなく人の手で植えられた、人工林だ。ただし、そのうち現在残っているのは、10数本。

だが、300年クラスなら、数千本ある。ほかに250年ものの森に行ったこともあるが、そこでは見渡す限り巨木だった。

下の写真の切り株の奥に見えるのは、ずっと若い森だ。とはいえ、近くで見ると、太さは30㎝前後ある林齢60年くらいの木だった。このように見ると、細い若木にしか見えないだろう。

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こういう財産を大切にしないといけないなあ。

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コメント

おはようございます。

川上村の人工林は、他では見られないほどの巨樹林ですね。

樹齢300年生が数千本ですか!
屋久島にはかなわないですが、全国でも有数の人工林ですね。

私も、歴史の生き証人には辻谷さんと杉本さんの案内で数回行きましたが、高さが全国一だという秋田のきみまち杉をはるかにしのぐ大きさでした。

それにしても深層崩壊した写真は、迫力ありましたね。

こんな高樹齢の人工林があることを知りませんでした。屋久島のように天然の針葉樹で大木に育っているのも迫力あるし、この人工林のように大木が整然と立っているのもいいですね。きっと林内は「凜」とした空気なんでしょうね。 ぜひ、見てみたい。eye

屋久島は天然林だから、人工林でこれほどの高樹齢の森はここしかないでしょう。

ちょっと間伐の祭に下生えを刈ってしまったそうですが、本当はもっと下層・中層に広葉樹が繁っていて、生物多様性も高いのですよ。

こうした森の見学ツアーを兼ねて、女子大生も連れて、ホテル杉の湯に泊まりましょう(^o^)。

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