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2011/10/15

対価がわからない ~スマホに寄せて

先日、携帯電話を買い換える際に、スマートフォンにした。

その際に驚いたのは、マニュアル本が実質的になかったことだ。
一応着いているのは、小さなペラペラの冊子で、ほとんど実用的な使い方は書いていない。スタートするのが精一杯。だが、その程度のことはショップでやってくれる。

これまでのケータイでは、分厚い本が付いていたのと様変わりだ。

これは、スマホの使い方が優しくて、マニュアルがなくてもナントカなるという意味だろうか、と思いきや、全然わからない(-.-)。

仕方なしに、市販の機種別のハウツウ本を買った。目についたものを買ったのだが、イマイチ詳しくなく、その後別の本屋でもっと分厚いものを見つけたりする。思わず手を延ばしかけたが、とりあえず立ち読みで済ませて(^^;)、もう少し様子見をするつもりだ。いずれにしても、想定外の出費を強いるのがスマホである。

マニュアルをなくすというのは、経費節減なのだろうか。スマホ別につくっていては大変な手間がかかるから、放棄した? その代わりに出版社に新たな儲け口を提供しているような。

そういえば、割引になるように、と半ば強制的に有料アプリ5つに加入させられた。たしかに課金より割引額の方が大きいのだが、それは最初の1カ月分だけ。そのまま加入し続ければ、あきらかに高くなる。そのアプリは、どう見ても私は使うとは思えないので無駄な出費だ。

1カ月以内に解約すればいいのですよ、と教わったのだが、それが簡単に解約できない仕組み。ものすごく難しいのだ。どこに解約窓口があるのかさっぱりわからん。ここで諦めたら、来月以降無駄になるから、なんとかする(最後は、アプリの会社に電話して、怒鳴るしかないな)が、これも巧妙な?、いや極悪の手口だ。

最近は、どこでお金を取られるのかわかりにくくなった。そもそもスマホの購入に対して、私は一銭も払っていない。もちろん、今後毎月の通信料の中に割り込ませて払うのだが、目に見えないだけに支払って購入した実感がない。

フリー(無料)ビジネスというのも広がっている。無料で提供しつつ、どこかで課金するのだ。ゲームを無料でさせて、少しグレードを上げたくなると有料になったり、実は加入者のデータが収集されていて、それを利益につなげていたりする。インターネットだって、無料で情報を得られるように見せかけて広告料で利益を得るというビジネスモデルになっている。

しかし、こうしたビジネスモデルは素朴な取引ではないから、、何を買って、いくら、誰に、何の形で払うのか、という点が非常にわかりにくい。
それが食わせ者だなあ、と思う。一見、無料だから得しているような気分になるが、もしかして世界中に網を張って世界制覇を企む闇の経済組織に絡み取られてがんじがらめになっているのではないか……と陰謀論でも語りたくなる。

リーマンショックを引き起した、デリバティブという金融商品もそうだった。様々な証券などを組み合わせてリスクを分散させたり寄せたりして、通常なら商品にならないものを虚空間の商品として取引を膨らませた。誰が何にいくら投資したのか買い物したのかわからないうちに、安全堅実な取引だと思わせたのだが、最後は破綻した。

そういえばデリバティブを生み出した金融工学をリードしたのは、原子力物理の研究者だという。原発が安全安全といいつつ、誰にも実態がわからぬまま破綻したのと構造が似ている。

そんなことをスマホを手にして考えていると、その対局が木材かもと思い出した。現在の木材取引は、ほとんどマテリアルとして素材だけの価値で取引されている。だから物量が重要となる。品質はあまり問われない。

しかし、以前は理屈で割り切れない木目の価値を大切にして、銘木とか役物を生み出して、並材の10倍の価格を取引する木材が生み出されていた。しかも転売転売で、どこの山の誰の木なのかわからないようにして、高値に誘導していた。

そう考えると、現在の木材取引は、素朴で真っ当なのかもしれないなあ。しかし、今再び、木材のデリバティブ取引のようなことをして、濡れ手に泡の大儲けをできるチャネルもつくっておきたい気がするよ(^o^)。

ともあれ、タダほど高いものはない、ことをお忘れなく。



(このブログだって、無料の情報提供ではあるが、肝心なことは書かないよ(^^;)。すでに記事にしたものとか、記事にしなかったこぼれネタとか、そのままでは記事にできない未完成状態のものしか記していないことに気づいてる? )

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森林学・モノローグ」カテゴリの記事

コメント

>世界中に網を張って世界制覇を企む闇の経済組織に絡み取られてがんじがらめになっている

グーグルが正しくそれかと。

ほとんど何もならないとは思いますが、近頃ヤフーで検索しています。g-mailは使いません。もちろん、ヤフーでもグーグルでも、広告で出たサイトへ行ったことはありません。でも地図や航空写真は使ってしまうんだなあ。代わりのいいやつ、ないですかね。

田中さんのブログは、無料にしてはずいぶんレベルが高くていつも重宝していますが、もちろん大事なことが書いていないのは織り込み済みです。今後も重宝させていただきますね。

ようやく、森林異変、買って読みました。
参考になる内容でした。

でも、製材所で出るオガクズでペレットを生産したり、薄板でワリバシを生産すれば最も効率がいいと思います。
国産材から建材を生産する中で、出てくる端材を活用するのが正道ですね。

間伐材を全て粉砕してペレットだけを作るとか,わざわざ薄板を買ってワリバシだけを生産するのは非効率的で、無駄ですね。
ほとんどのペレット生産工場は、補助金を何億円ももらいペレットだけを生産するのでナンセンスですが。

今年になってから、あっという間に学生達がスマートフォン、ほとんどがiPHONEに替えました。
完全なスマーフォン依存症にかかってますね。

電車に乗ると、ほとんどの乗客は携帯電話かスマートフォンを見ています。
なんか、日本人はすごい感覚ですね。
携帯もスマートフォンも見ないで,ボーッと窓の外や、スマートフォンに夢中な乗客を観察しているのは、私ぐらいですね(笑)

ぼろ儲けするのは、電力会社だけでなく携帯電話会社でしょうね。

Googleは、闇組織じゃなくて、表に出ていますね(^o^)。
複雑な対価構造を作り上げ、一見みんな安く(無料)でサービスが使えて喜んでいるようでいて、いつか破綻がくるかもしれない。
それでも、Googlemapなどは使ってしまうなあ。スマホもアンドロイドOSだし。

闇組織じゃなくて止み組織にしなければ(>_<)。

今頃、読んだのですか……(苦笑)。

正確に言えば、カスケード利用すると、マテリアルの無駄はなくなるけど、労働の効率は落ちるのですよ。だから、やりたがらない。端材はどんどん捨てる方が生産効率をよくできる。そして資源を無駄遣いするのが、現代経営なのでしょう。

スマホの普及は、すごいですね。いまだ使い方をマスターしていない私にも、便利さはわかる(^^;)。
でも、隙間の時間を無駄なく使いすぎると、人生を無駄にしてしまう気がする。

おはようございます。

田中組長でも、スマホ依存症にかかるんですから、現代社会は情報社会という名前で、知らない間に個人情報とお金を吸い取る合法的なしくみが出来上がっている訳ですね。
まるで、情報網という便利なクモの糸にやすやすと、私を含めて絡めとられているわけですね。

「正確に言えば、カスケード利用すると、マテリアルの無駄はなくなるけど、労働の効率は落ちるのですよ。」ということですが、外国ではこのやり方ではないのでしょうか。また、効率的、効率的といいますが、無駄を承知で経済性だけを追求する社会から、そろそろ卒業する時代ではないでしょうか。

要するに、効率的だからではなく補助金がもらえるから、というのがペレット工場だけを立ち上げる本当の理由ではないでしょうか。
だから、京北や高槻で出来上がったペレット工場が稼働していないのではないですか。

話が違いますが,自然農法がすこしづつですが、全国の中山間地で広がって来ています。効率的な稲作は、北海道での大規模耕作にはかないません。
TPPがどうであれ、日本ならではの少量多品目の稲作がいいのではと思ってます。

林業もいままで補助金漬けでやって来ましたが,そろそろ補助金という麻薬をやめて正攻法(いわゆる持続可能な発展?)でやる時代でしょう。
森林異変に書かれていた、30年も前から造林している伐採業者、佐藤木材はそれでしょう。あるいは、森林に配慮した家具や住宅づくりをしている、ワイス・ワイスでしょう。

田中組長が指摘されるように、川上から川下がバラバラな林業界というのは、私も感じていた所です。
西粟倉村の森の学校やNPO法人サウンンドウッズなどの活動が、「大林業」に相当するのではないかと思いますが、いかがですか。

ペレットストーブも高いから、最初の販売を思い切り安くして、毎回のペレット購入分に上乗せする……という対価がわからない方式を取って儲けるという手はどうかなあ(笑)。

あるいは価格に、暖房費/情操費/森林整備費/CO2削減費……と項目を設けて、価格上乗せする。すると、購入者は見栄で環境分を払うとか。

こうして市民も、いつしか闇の世界征服経済組織の一員に加入していくのであった。

川上から川下まで、あるいは伐採から建築まで、あるいはスマホ本体価格と通信料込み込み、といったシステムを、どうやったら林業で実現できるでしょうか?

私は水産学部卒ですが、それこそ漁業(素材生産)から養殖(造林)、食品加工、組合経営や法規など、一通り習いましたよ。森林というか林業にはそういう仕組みがありませんね(森林学科に3年後期から移行しても、就活と卒論込みの1年半で何が学べるでしょう?)。

日本には、水産学部はたくさんある(あった)のに、森林学部は有史以来ありませんよね。国土の7割が森林なのだから、森林学部があってしかるべきと思いますが。

誰に言えばいいのかな?一緒に本書きます?笑

何をおっしゃる。
林学部・林学科(当時は山林学など)は、明治ニッポンでもっとも最初の学問の一つとして当時の学校に取り入れられましたよ。国力は森林にあり、という発想が明治の元勲にあったたようです。

今では、林学という言葉は消えつつあり、森林学科、森林科学科、森林資源科学科……といろいろあります。最近では女学生にも人気なようです。そこでは、造林学的な生物学の分野から、木材化学や機械工学、林政学など、非常に広い学問が展開されています。

問題は、そうした学府で学んだことが、全然林業現場に還元されていないことです。すぐ使える実学が少ないうえ、現場に研究成果を取り入れて改革しようという気持ちが弱いことも原因なように思います。

これは、誰に言ったら解決するのか……。

グーグルは表の組織ですが、あれは合法部門であって、裏に非合法部門が世界征服を狙っているに違いないのです。合法政党のシンフェイン党とIRAのような感じで。

ところで
>ペレットストーブも高いから、最初の販売を思い切り安くして、毎回のペレット購入分に上乗せする……という対価がわからない方式を取って儲けるという手はどうかなあ(笑)。

これは本体がバカ安でインクがバカ高というプリンターとかコピー機のやり方に近いですね。薪ストーブ+スウィーツとしての薪販売、という手を考えてみようかな。

GoogleやAmazonは、表組織かもしれないですね。その裏には諜報部門とか世論操作部門、金融操作部門、そして暴力装置部門も持っているかもしれない……。

昔はユダヤ議定書とかロスチャイルドとか、ショッカーとかドロンボー一味とか、わかりやすかったのになあ。。。

水産学部では、1年生の4月から専門教育始めてるところもありますよ(「ギョギョギョ!」の人が客員してるところとか)。

それに匹敵するような、森林での教育システムは、現在、ないのでは?
仰るように、森林何とか学科では確かにいろいろやってますけど、それは並列であって、縦割りになってますよね。
学生一人の教育プロセスに、素材生産から法規までの全てが入っていませんよね。
現実には、それらの科目は選択科目になっていて、カリキュラムとしては全分野をカバーしているけれど、全分野を学ばなくても卒業出来てしまう。
それに、3年後期からの1年半で、就活に卒論に卒業旅行があって、さらに講義と実習、、、どれだけ効果的な教育が出来ているか?
大学院になれば研究室がカバーしている分野しか知らないし。

私は必修で、素材生産から法規まで(入門レベルも含めてですが)、それこそ水産の全てをやりましたよ。

それと、人的ネットワークが出来るのが大きいですね。
例えば漁法だったら、聞くべき同期や先輩、あるいは先生の名前がすぐに出てきますから。

やはり、林学部なり、森林学部が必要なのでは?
全国で1校で良いと思いますけど。

だからやってますって。
今のカリキュラムは知らないけれど、私は細胞学から機械も測量も帳簿の付け方まで必修でやりました。(必修じゃなければ選ぶわけない)
問題は、大学教育じゃなくて、それを実業につなげる部分です。

まあ、日本の水産業なんて、林業以上の衰退曲線描いているから大学の水産学講座も褒められたもんじゃないでしょ。

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