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森と林業と動物の本

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2011/10/01

平成23年森林・林業白書?

次回、出版予定の本に、参考文献を記す。

その中に森林・林業白書を入れた。その中の図版を使ったからだ。現在、公開されているものでもっとも新しいのは、平成22年度版である。今年6月かに発表された。

http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/22hakusho/zenbun.html

その中の資料は、一昨年の統計などを使っているから21年のものだ。
実は、中の数字に関しては、今年の速報版もあるのだが、正式という意味で白書のものを使うことにした。

だから、参考文献としては「平成22年度森林・林業白書」と記した。

ところが、編集者から電話がかかってきた。

図版に付けるキャプションが、「平成23年森林・林業白書」になっているというのだ。

そりゃ、間違いでしょう。

しかし、実際にそう書かれてあるというのだ。

さて、上記のサイトのpdf版を開いてほしい。

たとえば目次のhttp://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/22hakusho/pdf/h22hakusyo_mokuji2.pdf

表紙には、「平成22年度」とある。ところが、ページを繰って、その一番下を見てほしい。

目次── 森林・林業白書(平成23 年版)

001

おいおい、本当に23年、とあるじゃないか(@_@)。

全ページが、23年になっているぞ。

 

結局、編集者と打ち合わせて、表題の「22年度」を使うことにしたけど、これ、明らかにおかしいよね(⌒ー⌒)。

23年度版が今年発酵されているわけない。これはネットだけど、白書そのものは、もう印刷してしまったから訂正効かないのかね。

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コメント

おお!どれも見事に23年ですね。

ちなみに「発酵」も誤植ですか?
わざと?
いや、もっと深い意味があるのか…。

 わはは。私も誤字していたか。
まあ、「22年度版」と「23年版」の違いとか、いろいろあるけどね。

数年前から発行年を使うようになっているようです。


某独法研究所の報告も18年度○○総合研究所年報の翌年は20年版○○総合研究所年報となっています。

表紙には「22年度」とあり、中には「23年」と表記する。こういうのを、典型的なお役所言葉なんだろうな。自分たちで勝手に定義づけて、勝手に使い分けている。

使用者(消費者)の目線に立てない。立つ気がない?

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