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2012/02/13

獣害討伐隊

Photo










写真は、生駒市内で見かけたイノシシ用の檻罠。

とくに生駒山麓ではあるが、山の中ではなく、道路沿いだ。近くに人家もあり、少ないが人も歩く。中に餌らしきものはなかったが、扉が上げられているところを見ると、現役だろう。

「生駒は、近く芦屋になる」とは、私が随分以前から言っていること。何も阪神間の芦屋市のようなお金持ちの住むハイソな街になるという意味ではない。ましてや市長の掲げる「関西一住みやすい街」でもない(^^;)。

イノシシが徘徊する街になるという意味だ。芦屋や神戸市は、夜になると街の中をイノシシが当たり前のように走り回るようになっている。住人も慣れてしまっているようだが、はっきり言って危険だし、喜ばしい事態ではない。農地や花壇、街路樹にも被害が出ている。ゴミ漁りもする。そのため毎晩コンビニ通いするイノシシがいるという噂だ(笑)。

そんな街に生駒市もなる可能性が高いのだ。すでにイノシシは生駒山から下りて、市街地のボーダーラインまで近づいているからだ。農地は芦屋市以上に多いから、被害も深刻だ。


山間部は、イノシシだけでなく、シカや、所によってはサル、クマなどの獣害が深刻な問題になっている。その対策に罠を仕掛けるほか、ハンターによる駆除も行われているが、残念ながら厳しいようだ。

イノシシやシカは、駆除して肉を流通に乗せれば一石二鳥……という声も出ていて、事実、そのための補助金や施設づくりも行われている。だが、限界があるだろう。
なぜならハンターの減少が深刻な上、副業的な狩猟では追いつかないからだ。また本業も農林業のような融通のきく仕事に就いた人ばかりではなく、最近は勤め人も多いから、駆除に出られる日数も限られる。また副業だと技術面でも不安がある。

いっそのこと、獣害討伐隊を結成して、狩猟を本業にするビジネスは不可能なのだろうか。

もちろん、収入を駆除した動物の肉や毛皮の販売だけに頼るのでは不安定だし、地域限定では通年の仕事にはできない。

そこで国家公務員扱いして、給料制を敷く。あるいは民間の株式会社とかNPOでもいいから、完全な狩猟プロによる獣害駆除作戦である。範囲も全国を舞台として転戦する。自治体が期間契約して、一定地域で駆除を依託する。原資は、過疎対策予算から融通すればよい。

いわば傭兵だ(笑)。いや七人の侍のイメージ。

自衛隊のレンジャー出身者とか希望者がいるのではないか。少人数でも、本業なら最大限の効果を上げる実力を身につけられるし、成果次第で収入も悪くないはずだ。

ときに、地元でハンター養成講座を開いてもいいし、希望者限定の解体ショーを見せる(^^;)。超ハード・アウトドアであり、サバイバル教室になるだろう。

エリアを全国にすれば、十分ビジネスになると思うのだが。

無理かなあ。

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地域・田舎暮らし」カテゴリの記事

コメント

遊びつくした人が最後に行き着くのが狩猟なのだそうです。
近所の山でコッソリ、ザバイバルゲーム?をしている若い子達がいるので彼らを育てた方が早いのではと 言った事があります(笑)バス釣りみたいなブームにならないかしら…駆除や生活の為といい猟師を増やすのは現実的ではない気が。
雪山をチームになって、獣を追いかけているおっちゃん達の目は めちゃくちゃキラキラして、狩りは元々ある人間の本能なんだなぁと 感じました。
バス釣りは、料理しなくてよいのも魅力なように 解体まで望んでは(笑)

色々画策中ですw
あと5年が目処だと。

画策中ですか。たしかに急がないと、間に合わない。

狩猟は「ゲーム」と呼ぶように、本能を刺激する究極の遊びかもしれません。だから、やりたい人は潜在的に多いでしょう。
が、趣味だと成果も出にくいし、限界がある。やはりプロ化してほしい。

全国を転戦するという前提なら、5人一組で10チームくらいが食べていく仕事量(持続的)はあると思うのですが。そして10チームあれば、全国の獣害深刻地で一矢むくいることができるのでは。

太陽光発電と一緒で買い取り価格が重要かと。
マングース駆除では買い取り価格を引き上げたら「就業人口」が増えたと聞いています。

北海道では、くくりワナを農家に普及させる試みがうまくいきつつあるようです。
http://www.hokkaido-nl.jp/detail.cgi?id=10926
待ち伏せなので、勝手知ったる農家に勝ち目があるのでは。
利用から見ると、畑に近いところで捕まえるので搬出コストが低いでしょう。
また、生け捕りなので、専門業者が畜養して市場動向を見ながら出荷、あるいは血抜き等の高度処理も期待出来ます。
農家の育成は早いと思いますが、処理業者の育成と、消費市場の形成がキーかと思います。

銃は難しいでしょう。日本では規制が厳しく、腕がないと致命傷を与えられない、かといって散弾では皮の歩留まりが悪く、鉛散弾の場合には残骸による野生動物への鉛汚染のリスクがある、また搬出コストもかかると思います。

余談ですが、「農林業被害軽減のために捕獲された肉or毛皮」という付加価値は消費者に認知されるんでしょうかね?
「食べて減らそう、シカ、猿、イノシシ!」、猿はだめそうですね。

思い出した!
京都の地酒「玉川」を造る木下酒造の杜氏、イギリス人のフィリップ・ハーパー氏です。
確か,The Book of Sakeを出してますよ。

駆除した獣肉の活用は、大いに進めてほしいですが、それだけでは安定した収入にならず、少数のプロが全国を転戦するパターンには厳しいかと思います。やはり有害駆除目的の資金が必要ですね。
やはり地元の農家・ハンターと連携させてほしい。

銃も罠も多方面に熟練したプロがいてほしいなあ。

奈良県で、シカ肉の有効利用を話したことがありますが、やっぱり「奈良のシカ」を食べるのはマズいでしょう、ということになりました(笑)。神の使いですから。

高桑しゃべり杉爺さま、書き込むページ間違っていますよ(^^;)。

日本三大銘茶産地、川根本町の例です。

有害駆除の報償
サル 20,000円*70頭
シカ 5,000円*100頭
イノシシ 10,000円*100頭
年間予算です。
金額は、近隣市町村などを考慮しています。

その他に猟友会に37万円/年(委託費=保険代など)と10万円の補助金。
猟友会員は80人ぐらいです。
(人口は8000人)

ほほお。報償費は全部で300万円弱ですか。サルが高いとは思わなかった。
一人で全部仕留めたら、専業になれるかもしれないけど、80人だとお小遣い程度ですね。
全額、支払われていますか(つまり、仕留めていますか)?

川根本町には集落と山の境辺りに
掘割という国有地があります。
公図にも載っています。

獣と人とを住み分けるための堀だったんですね。

昔も結構里まで獣は降りていたのではないでしょうか。

でも、人が山に入っていた。
そして獣もとっていた。

それが、一斉造林で一旦は奥地に追いやられたけれど、その後徐々に里に近づいてきた。だって、山の中には人はいないし、スギヒノキが大きくなって隠れ場所だらけなんだもの。

林道ってゆう、経路もできたし。往来も便利。
なんといっても、天敵の人が山の中にいないから怖くない。見つかったら山に隠れろ。
全く根拠がない仮説です。

そうか、少ないプロのハンターを機動的に動かして獣害対策を、というアイデアのつもりたったが、野生動物も機動的に動いているのかもしれない(~_~;)。
動きやすくしたのは人間だな。道路を張り巡らせ、山に入る人を減らし、ハンターも減った。

クマはもちろん,シカ、カモシカのホームレンジはかなり広いかもしれん。

失礼しました!
書き込み場所間違いました。
ところで,獣害の件ですが、滋賀県多賀町に行った時に聞きましたが,ハンターはサルを撃つのは嫌がるようです。
理由は、ヒトに似ている獣ということと、サルの中には手を合わせるものもいて、それを殺すには勇気がいるそうです!

また、射殺した獣を放置しているのも良くないですが,鹿肉は食べればいいと私達は言いますが,ある地域で聞いたら射殺した鹿で処分できない鹿はすべて焼却処分してました!

獣害に関しては、理想と現実の食い違いが地域で起きてますね。

サル肉は食べられないしなあ~(~_~;)。

実際、獣肉を食べられるようにするには大変なようです。とくにシカは、見た目より肉の量が少ないうえに、銃弾が腹に当たると内臓が飛び散って肉もダメになるそうです。また肉も、美味しく食べられるのは非常に小さな部位で、量もわずかです。
また捕獲してからトドメをさすのも勇気がいるけど、売り物にするために解体するには免許がいるし、扱いは簡単じゃないですね。自家用ならいいですが。
カモシカも、特別天然記念物だけに駆除しても食べられない。
肉も、ジビエとして喜んで食べる人は、まだ少数派。

難しいものですなあ。

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