本宮大社の「木魂」
南紀を訪問した。
紀伊半島内陸部を南下するルートを取ったが、山中、季節外れの吹雪にあい、道路に積雪・凍結の恐れがあって遭難するかと思った(^^;)。
で、たどり着いたのが熊野の本宮大社。熊野古道の終点でもある由緒ある神社で、木の神様を祀る。せっかくだからお参り。
そこで見つけたのが、「木魂」。木でできた御札である。1000円以上と高いのだが、これは記念に購入してもいいかな。。。と思い出した。
が、その宣伝看板。
新開発(^^;)の御札の説明をしているが、材料について「間伐材といわれる規格外で、市場に出ることのなかった部分」とある。
これにカチンと来た(笑)。間伐材が規格外だとか、市場に出回らないとか、いかにも林業を知らない人物が執筆したらしい。
これで買う気が失せて、パス。
それにしても、熊野大社のお守りのたぐいが随分増えて、それも今風になっている。そこに金儲けの臭いをプンプン感じてしまった。
別に御札を売って儲けるのはいいのだが、付け刃の知識をペラペラと披露されると、御札に対する真剣みが感じられなくなるのだ。
代わりに、本殿をお参りして、賽銭入れておいたよ(^o^)。
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それはまだましな方かもですよ。
うちの生協食堂の樹恩割り箸の宣伝キャッチは、
「森林を伐採してできた木材ではなく、間伐材からできています。
だから、環境に優しい」
です・・・。
何度言っても、役員に説明しても修正してくれません。
いまじゃ、私の講演ネタです(笑
投稿: あさだです。 | 2012/03/14 07:42
わはは。伐採しない間伐材って・・・。伐の字をどうしてくれる。
しかし、樹恩割り箸も意図が伝わっていないようですなあ。
熊野大社も、サッカーお守りとか、恋のお守りなど商品開発に勤しんでおりました。
投稿: 田中淳夫 | 2012/03/14 09:40
恋のお守りは、まあいいとして、
サッカーお守りは、限定しすぎですなあ。
あんまり細かくすると、ありがたみがなくなる感じが。
「現世御利益なんでもあり」と括っちゃったほうが、
いいですわ。(個人的見解)
投稿: 熊(♀) | 2012/03/14 12:38
本宮のシンボルは、神武天皇を導いた3本脚の八咫烏なのだけど、これが日本サッカーのシンボルでもあるのですね。
が、「サッカーお守り」というのは新しすぎて、御利益感じない(^^;)。
現世利益なら、やっぱ「宝山寺」ですよ。
投稿: 田中淳夫 | 2012/03/14 14:11