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2012/03/22

見るも無残な読売新聞記事

昨日の読売新聞(大阪本社版)1面に、こんな記事が載った。

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正直、まだやってんの? という気分。昨年も、かなりの煽り記事が氾濫したが、3・11以降は消え去ったと思っていたら、まだ凝りもせず……。よりによって、1面だよ。新聞の顔にこんなヨタ記事載せるとは、ある意味勇気がある(嘲笑)。

この記事の内容に新味はない。ただ、奈良県の宇陀市森林組合に森林を買いたいという男たちが現れた、というだけである。

そして疑心暗鬼に想像を膨らませて、「奥深い森を買う目的は水しかない」。

これに対する反論は、もう飽きたので止めとく。もし本当に高値がつくなら、森でも水でも売った方が儲かるのに。どうせ林業では赤字抱えているのだろうから。

あえて楽しむとしたら、表になっている「外国資本による森林取得の事例」。北海道以外は、笑いがこみ上げる面積だ。神奈川県は0,6ヘクタール!(^0^*

それにしても、読売新聞の質は落ちたなあ。昔は、朝日・毎日との読者層の違いはあれど、それなりの切り口の記事を載せていたのに、今や原発を再稼働させよ! 憲法を改正せよ! と庶民の気持ちから遠い記事ばかり。あげくに噂レベルの反中国路線だ。

きっと、こうした世論を煽る何らかの意図があるのだろう。でも、レベル低すぎるよ。

今回の記事だって、土地ブローカーが森を買いに来たというネタを受けて、ここから取材をスタートしなくてはならない。森林組合を訪れた人物を追いかけて、彼らの正体と目的などを探るのが新聞記者の仕事ではないのか。もし本当に外資がバックにあるなら、そこまでたどり着けよ。何も取材せずに、推測(というより、妄想)を書きつらねるのなら、素人でもできる。この記者、新聞記事を書くイロハを知らないのかね。ああ、記者の前に会社員だものね。上司のお気持ちのままに従いますか。

思えば、私が初めて取材を受けた(大学時代、ボルネオ遠征に関して)のは読売新聞の記者で、その後もおつきあいがあり、シンパシーも感じていたのにな。もはや見るも無残である。

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ニュース」カテゴリの記事

コメント

ハハハですね。
うちにも2年ほど前か?「中国資本が水工場を作りたい。この地図のこの辺りに地下水脈があるから、毎日ペットボトル何万本、トレーラーの入れるような場所ないか」って地域の中でも有力な方を通じて、かなりまことしやかな話でした。

ほんまなら地域の活性化になるしええぞ!と思い、
そのうえ、うちの山も少しかかってたんで「おお!」と色めき立ちましたが、なにせ平らな場所はなくいつの間にか話はフェードアウト。

新聞社に話してたら自分も適当なコメントしたことになってのってたのかな~。

水工場なら、わりと現実味がありますね。どこの資本かなんて関係ないし、いいビジネスになったかもしれませんよ。もちろん土地を握られることもないし。
実際に、中国資本が日本のミネラルウォーターの源泉を買った例はあります。

チャンス逃しましたね(⌒ー⌒)。

ご無沙汰しました。

そうですね。
長い間、読売新聞を購読していましたが、数年前に読む気が失せて、しばらくは日経のみになり、その後日経も止めてしまいました。
新聞のみならず、TVニュースも眉に唾つけずに見ることが出来ません。--;)

田中さん達のような確かな意見を述べてくださる方々のお陰で、少しは考える力が付いた気がします。


仕事の忙しさに、長くPCから遠ざかっていました。
また、先月、娘に孫が生まれ、先日まで手伝いに行っていました。heart01
帰宅致しましたので、また勉強にちょくちょくお邪魔させていただきます。
よろしくお願いいたします。happy01

新聞読む人、減ってますねえ。読んでも(テレビを見ても)信用しなくなっている。疑いを持って読むのはよいことです(^o^)。

お孫さん誕生ですか。こうしたニュースの方が救われます(o^-^o)。

土倉庄三郎の執筆も進めていますよ。

新聞、読んでます。
でも、熊本のことを勉強したいので、地元紙です。
ある程度の疑いの目を持たないと、
確かにメディアの力に丸め込まれそうで、
ちょっと怖いです・・・。

最近、私より年上のおじさまとお話をする機会があって、
その方も、「日本の森が中国人に買われている!!」
話をしていました。
「ちょっと違うらしいですよ」と、言いたかったのですが、
その場の雰囲気と、年上なので、
できませんでした・・・・。
原発のことや、がれきのこともあるので、
情報を精査して取り入れる必要のある時代ですね・・。

新聞やテレビなどは、一次情報を得るにはいいのですが、その解釈や分析に関してはリテラシーを持たないとイタイ目に会いますね。それに「書かれない事実」もあるから。。。
かといって、ネット情報もあやふや。偏っている。
結局、幅広く目を配って、自ら判断しないと仕方ないでしょう。

すいません。源氏名で。

この前、造林関係の制度変更の説明会の質疑の中で、森林買収の話題が出ました。
真剣に心配していました。
意見の内容としては、どちらかというと、役所が無防備でいいのか?という感じでしょうか。

その場で議論をしてしまうと長い話になってしまう気配もありましたので、承って話題を切らせていただきましたが、そんな話題が出たという事実が残りました。
環境関係の会議でも話題になっているようです。
わが町の議会関係でも少しその気配もあるようです。

うっかり、ちゃんとどういうことになっているか確認した方がいいですよ、よいう話をしたら、わからないからお前に聞いているんだという話も出たこともあります。
それはそうでしょう。

でも、私も分からないんです。実際にどうなのか。
予防線(条例など)を張る方がいいのかどうなのか。

その判断を迫られそうな気配も少し感じている今日この頃です。

個人的な見解ではなく、公の判断が求められますから、少し気をやんでいます。住民の心配事を取り除くという機能も行政にはありますし。・。。。。

あちこちの自治体で条例づくりをしているみたいですね。
また国会でも、「水循環基本法」を議員立法で制定しようとしてるみたい。
まあ、条例や基本法(理念だけだろうけど)があっても、目立って困らないと思うし、あれば山林所有意識にカツを入れる効果はあるかも(~_~;)だから、いいけど。

むしろ日本人の山林取引も抑制されてしまうことが、ボディブローのように効いてくることが怖いかな。

すいません。源氏名で連投いたします。

国も県も市町村も経営と所有を分離させようとしています。
一部には効果的な対処かもしれませんが、時間が経過して所有者が何も思わなくなった時にはどうなっていくことやら。

我町には、少し大面積の元林業家と現林業者の山林取引が昨年ありました。
2件とも林業をやるための売買でした。

今年から、収穫、整備が始まります。

今朝の朝日新聞にも、各地で条例づくりが進んでいることが記事になっていましたね。

私は、山林も流動性を持つことが林業活性化につながると思うのです。その時代ごとにやる気のある者が林業を担ってほしい。本当は、代々山を知っている者が望ましいですが。

昨夜は、どこかのテレビ局のバラエティ番組の話題になっていたらしいです。外国人の山林買収の話が・・・・。
見逃しました。

先のコメントで売買された林分には造林放棄地も含まれています。新所有者と役場職員とのやり取り(戦い?)も始まります(笑)。
少なくとも、部分的には植栽をしていただくよう交渉ッするつもりですが・・・。

もう1箇所は、山桜を街道沿いに植栽している部分ができてきたりしています。

皮肉を込めて、ですが、日本人って、そんなに山林に興味がありましたかね?
これほど日本人自身が放置してきたのに、外国人の影を見た途端、大騒ぎするなんて。この調子だと、放置森林の買い上げ資金のための増税が提案されるかもしれないなあ。


3.25日付のMSN産経にも載ったみたいですね。
http://sankei.jp.msn.com/economy/topics/economy-15128-t1.htm
ただ、記事を読むと水源の扱いがチョット違いますか?
「民法上、日本の土地所有権は「世界一強い」ともいわれ、絶対・不可侵性が原則。所有者は地下水をいくらでもくみ上げる権利があり、河川法に基づいて利用が制限される表流水と扱いが異なっている。」
「水問題の専門家で国連に技術的な助言もしている吉村和(かず)就(なり)氏は、「省庁間の縦割り行政もあり、国による規制は遅々として進んでいない。水は国民が直接に関与し、しかも国益。国土を外資から守るために一刻も早く法整備を進めるべきだ」と指摘している。」

でも、自分が普段飲んでる水の水源地(矢作川の場合大川入山とか)がガイジンに買われるのはやはり抵抗がありますです・・・。

先の朝日にしろ、この産経にしろ、各地で条例が上程されているという事実を記事にしているのだから、これはそれでよいと思っています。ニュアンスの違いはあれど、ね。
読売のように、噂話に羽根つけて煽るようなものと比べたら……。

土地の所有権とは別に、水を汲み上げて利益が得られるなら、まずは日本人が挑戦すればいいと思うんですけどね。でも日本人に、そんな起業マインドはもうないのでしょう。

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