「平成23年森林・林業白書」の公表
どうやら連休入り。
私はというと、長く抱えていた課題の最後の仕上げを終えて、また固まっていた締切り原稿を何本か同時進行で仕上げ、とりあえず全部クリアした。
だから明日から心置きなく連休入り……と言っても、そもそもフリーランスの私に暦通りの連休などなく、このままずっと休みが続き、気がついたら「これって失業じゃない?」と我に返る……そんな姿を脳裏に浮かべている(~_~;)。
まあ、ルーティンな原稿とか、6月の旅の準備とか、人生を見つめ直すとか、世界平和について悩むとか、ついでに自治会の仕事など結構うんざり系の仕事はあるのだが。ヒマになったら久しぶりに東京に顔でも出すか。スカイツリーという樹も見ておきたいし。これを伐採する方法を考えたりして(⌒ー⌒)。
……で、同じように連休中の予定のない林業な皆さん。
平成23年度森林・林業白書が公表された。
http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/23hakusyo/index.html
こっちが全文。
http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/23hakusyo/zenbun.html
概要はこちら。
http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/23hakusyo/gaiyo.html
時間を持て余したら、これに目を通して時間つぶしをするのはいかがだろうか。
今回は、やはり東日本大震災に大きなページを割いているし、さらに地球温暖化問題も大きく取り上げている。京都議定書の期限が切れたからかな。
でも、盛り上がらなかった国際森林年とか、森林・林業再生プランも登場する。当たり前か。
正直、白書は読んでいてつまらない。でも、網羅的だから、意外と情報量は多い。面白さの伝わらないベタ記事の中に実は注目すべき動きが隠されている。囲み記事なんぞも、結構隠れた情報だ。たとえば林業女子が取り上げられたりしている。
そのほか、さらりと流したところや、図表の数字が意味する裏を読んだり、入試問題の読解のように文章の書き手の気持ちを想像しつつ目を通すと、結構楽しめるかも。
お試しあれ。
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そ、そういう楽しみ方ですか。
いや、いいかも。
強調したい部分、さりげなくスルーしたい部分を
探しながら読むのだな。
うーん。オトナの楽しみ方だな。ふふふ。
投稿: 熊(♀) | 2012/04/28 08:54
放射能問題についても、ツッコミドコロ満載。
いかに林野庁が除染に取り組んでいるか、さりげなくアピール。
忘れがちだった福島県森連らが東電に対して行った賠償請求について、5600万円請求のところ250万円の仮払い、3,4億円請求に対して1億円支払ったことは、知らなかったなあ。
投稿: 田中淳夫 | 2012/04/28 09:38