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2012/04/19

桜を巡るトンデモ

奈良県では、いよいよ桜も散り始めた。今日は、とくに桜吹雪が素晴らしい。

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これは、ラッキーガーデンの桜。この樹の下でスリランカ料理を食べるのがもっとも人気なのだが、今日は料理に桜の花びらが振りかけられただろう。

ところで、この桜も根元は直径で30センチを越えるから、結構な樹齢を重ねているように思える。だが、実はオーナーが引っ越して棚田に家を建てた際に植えたと言っていたから、20年生くらいなのだ。

意外と勘違いされる人が多いが、桜は非常に生長が早い。私など、コナラやクヌギより早いように感じている。里山にいっぱい植えたら、雑木林は桜に占拠されるかもしれない。

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こちらは、ラッキーガーデンのひつじエリアの桜。

これなど植えて、ほんの3、4年である。苗はひょろりとした高さ1~2mのものだったから、随分太くなったものだ。

桜の巨樹は、魅力的だ。枝を周囲に広く広げ、そこに花が一斉に咲いた様子は、まさに一服の桃源郷の絵のごとく。1本、そんな桜樹があれば、観光客もわんさか集まり、それで地域おこしは成功する。

そして、その桜には「樹齢300年」「1000年」といった推定が吹聴される。ときには歴史上の人物がいかに関わったか絡めて、すっかり名所となる。

奈良には、吉野山だけでなく、各地に桜の名所があるが、なかには樹齢350年を謳い、花の季節には何千人と集客し、そこにはお店も出て賑わうらしい。

その樹には戦国武将にちなんだ名前も付けられている。彼が植えたとしたら、それこそ樹齢400年近いのか……。

が、先日聞いた話は、仰天ものであった。

だって、この桜を植えた人は、まだ生きているのである! もちろん、その人が400歳ということではなく(~_~;)、ほんの数十年前のことなのであった。

なんでも、植え替えた場所がよくて、すくすく育ち、あっと今に巨樹になったらしい。そして、その人の名前から連想する戦国武将の名を桜に付けたら人気を呼んで……。

大笑いである。とんでもない話ではあるが、罪はない。もともと樹木の年齢なんていい加減だからね。この調子で、各地に名所を付けたらよい。あくまで「伝説」として。。。

そういや、奈良の高原地帯にあるしだれ桜の巨木は、ここ3日ほどが見頃だとか。ここは、上記のトンデモ桜より大きく素晴らしいというが、集落の奥にあるからか訪ねる人は少なく、穴場扱い。

穴場と聞いて、これは行かねばならない……と思っていたのだが、今日から雨。しかも私は明日から岐阜に行かねばならない。

帰って来てからでは、花は残っているかなあ。

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森林学・モノローグ」カテゴリの記事

コメント

良いですね~、桜を使った名所づくり。何よりも、誰も傷つかないし、騙された方も、いい桜が見れたのだからと笑って許してくれそうな気がします。
そのアイデア、売れると思います!

桜の伝説つくります、なんて看板掲げたりして。

観光用伝説は、デタラメでも文句言わないでしょう(^-^)。

・・・それって、もしかして「又兵衛桜」のことですか?後藤又兵衛の・・・
(たしか、樹齢300年と噂されていますが・・・)彼は使えていた主君と
喧嘩し、黒田家を出奔したあと、京都にいたとか・・・そして、大坂の冬
&夏の陣で戦死したのですが、彼が奈良県に屋敷を構えていたとは・・・
もしかして植えた方は「後藤」さんですね?(^^;)

ここでは、実名を差し控えさせていただきます(~_~;)。

私、オトナだから。。。

「拡大造林はスギ・ヒノキのかわりに全部サクラを植えてたら良かった。
 毎春日本中ピンクになって奇麗だしスギ花粉症も無いしねえ…」
 
 ある林家のおばちゃんが冗談まじりに言ってました(笑)

おお! 桜の木の方が、高く売れる木材かもしれませんなあ。

でも、きっと桜アレルギーが発生したりするよ(^○^)。

そう、梅の一大産地の和歌山県南部では梅の花粉症があります。

それから桜のことと言えば、最近ちらっと聞いたのに、奥の美人湯と言われる温泉の近くにふるくからある楊貴妃桜、明らかに普通の楊貴妃桜と品種が違うとのこと。

美人湯と楊貴妃、調べるとなんか面白い伝説が出てくるんでしょうか?
いや、もしかして出来てくるのか!?

気になってます。

そうか、梅アレルギーもすでにあるのか。。。

以前から指摘していたのだけど、スギ花粉症だからスギを伐れ、という声が強いけど、イネ花粉症ならイネを植えるな、というか? 桜花粉症なら桜を伐れというか? この点をもっと反論した方がいい。

ちなみに楊貴妃桜の伝説、探すのではなく、作りましょう(^-^)。
紀州と言えば徐福の伝説があるから、徐福がもたらした桜なのです! とか……全然時代が違うけど(~_~;)。

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