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森と林業の本

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2012/04/08

フォレストアドベンチャー見学

奈良県山添村と言えば、フォレストアドベンチャーのあるところ。

フォレストアドベンチャーというのは、森林を利用したアウトドアレジャー施設で、見た目はアスレチックをもっと高度にした感じ。レンジャー部隊の養成訓練所(^^;)みたいなイメージだ。

もともとフランスの社員研修施設として生まれたらしいが、やがて一般にも解放され、そのノウハウを各地で売るようになった。そして日本でも東京の会社が取り入れ、それを各地にフランチャイズ契約で広めている。東日本中心に、すでに10カ所に誕生している。たしか日本で二番目が、山添村だったはずだ。

少しの時間だけ見学させていただいた。

まず杜に入るのに信号付きの一方通行の導入路。狭くて簡単に入れないゲートが、なんか、ここから冒険の気持ちを盛り上げるね(^o^)。

で、車を止めてここから……とおもいきや、約500m歩く。周りはスギやヒノキも混じっているが、基本的に雑木林だ。コナラが多いか。

そして比較的急峻な谷に施設は広がっていた。

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このように、大半が木の上に広がっている。吊り橋より怖く、ワイヤーロープを張り巡らせており、カラビナで身体をつないで渡っていく趣向だ。

最初に低いところで研修して、道具の使い方を練習して、パスしたら、本番へと進める仕組み。自己責任で、と書かれており、また誓約書もサインするそうだが、こういう施設は日本では少ないだろう。

詳しいことは、こちらへ。http://www.forest-ad.jp/adventure.html

今のところ、多少のけが人は出ているが、大きな問題にはなっていないそうだ。基本的に怪我するのは指導員の教えたとおりしないということだから。
この日は、雪が舞うほどの寒空だったが、そこそこ人が来ていて、とくに女性が多い。カップルはいても、男性だけのグループはいず、女子だけのグループが多いという。あとは家族など。意外と子供は少ない。

全体は15ヘクタールほどあるが、施設のあるのは谷の部分だけで、1、2ヘクタールくらいか。

施設そのものは、とくに珍しく見えなかったのだが、ようするに安全に運営するノウハウがポイントなのだろう。まさに使い道のない森の新たな利用法と言えるかもしれない。ただ、古くからの林業家は、「森の遊びに使うなんて」という声が聞こえてきそうだ。

ただ、フランスにロイヤリティを払うくらいなら、日本式のコースを作れないかな、と思ってしまう。それこそ、途中で林業の技を試すとか(^o^)。

もともと熱帯雨林などに樹上回廊やジャングルジムを設営して、森林研究を行う技術は日本が発達させた。私はボルネオで体験したが、そこでもワイヤーロープにカラビナ通して、地上数十mを歩いたのだが、施設としてはよく似ている。

さらにアーボリカルチャーは、ロッククライミングなどの技術を木登りに活かしているが、さらにアーボリカルチャーの技術を活かしたレジャー施設なんてのもあっていいのではないかなあ。

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今回は、ほんの触りの見学だけだったが、次は体験もしてみたい。一人では寂しいから、誰か参加者いませんか(^o^)。

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森林活用(茶・蜂蜜・山菜…樹木葬)」カテゴリの記事

コメント

いいですな〜、森を活用した体験型レジャーは健康的で森に親しむ第1歩としては。
森を、林業生産の場であるとか、修験の場としてのみ考えていると若者から嫌われますが、安全で健康的なスポーツの場と考えると楽しい事がたくさんあります。

今や、全国の農村や山村には昔の絆も薄れ、集団力も無くなりました。
ので、若い人の力と知恵が必要ですね。
他所者の方が、このような新しい取組みに積極的です。
こうなると、理解のある山林所有者とか村ほど前向きで、新しい時代に適応して存続していけそうですね。

私も体験したくなりました。
金、土曜日は開いてますので5月になったらいきましょう!
連れてってください!田中組長!(笑)

行きますか。中年男二人で……ちょっと恥ずかしいので女子大生同伴してください(^^;)\(-_-メ;)。

この手の施設は、いろいろ応用できると思うんですね。ここのはちょっとハードだけど、幼年、あるいは高齢者でも可能な樹上回廊にするとか。
今あるアスレチックは、森の中で浮いているから、改良の余地ありです。

森の新たな価値ですね。好きだなあ、こういう話。こういうところで婚活パーティをすれば、頼りになる男かどうか、すぐにバレそうですね。

婚活パーティですか……これで結婚できなかったとなると、マズいですね。事前に男ドモにはフォレコストアドベンチャーでかっこよく見せるための講習会開くとか。これで2度分の入場料払わせる(⌒ー⌒)。

田中さん、女子大生がくれば良いんでしょう(笑)おじさんは付録ですね。」
女子大生に聞いてみますが、マイクロバスが必要かもね(^|〜)

>女子大生がくれば良いんでしょう(笑)

よくご存じですね。女子大生が来ればいいんです。。。って、オイ!

しかしマイクロバスとなると…大変だあ。うふふふ。

これと同じものが栃木県にもあって、私の知人が経営してます。おもしろいですよね。企業の研修会でも使われているみたいです。
森のあそびって、こういうダイナミックなものってあまりないような気もしますし、日本式のものできたらいいですよね。

ほお、経営者ですか。今回も山添村の経営者に会えたのですが、時間がなくて少しの話をうかがうだけで終わってしまいました。
ちゃんと経緯や理念を聞きたかったなあ。

もともと企業の研修用だったらしいので、ちょっと大人向きですね。
だからインストラクターも必要になる。

もう少し敷居を低くして、参加者を増やせたらいいなあ。

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