フキの収穫
本日は、庭の世話。ようするに草むしりと掃除である。
小さな庭でも、結構繁ってきた。なかでも課題は、庭の一角に繁ったフキである。これをいよいよ刈り取ることにした。
こんな感じ。春先にはフキノトウも出たのだが、今春は食べずに残し、そのままフキを繁らせておいた。
フキを収穫したかったからである。フキノトウより、こちらの方が食べでがある(^^;)。
最初は、太いものの抜き伐りのつもりが、刈っているうちにどんどんと。やっぱり択伐より皆伐の方が楽しい(^^;)と知った次第。
こんな具合。細いフキをわずかに残すだけで、フキ以外のミツバやドクダミほか雑草も覗く。
奥にある怪しげな門?は気にしないでください(笑)。
これが収穫物。
どのように調理するか、いろいろ考える。ただ、皮をむいて筋を取り除く下拵えが大変であった。
ちなみに葉の方は、こんな量になる。
一般には、ほとんど使い道はない。
だがフキの葉は、、実は貴重な資源となるのだ。
それを教わったのは、高知県。こちらの四万十流域の山村では、このフキの葉のことを「くそっぱ」というそうだ。
ようするに、山でトイレにいった際に、尻を拭くのによいのだそうだ。私も実験してみたことがあるが、なるほど、これは心地よい。野クソの場合、トイレットペーパーなんか使わずともフキの葉があれば十分。その後の見た目も美しい。
フキは、食料になるだけでなく、こうした使い道にも資源となるよ。
さて、肝心のフキの料理は、結局フキご飯とキャラブキ、揚げとの煮物に豆板醤炒め……これで当分は、酒の肴はフキ続きだ。
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私はココミで拭くのが大好きです
フキの葉っぱより体にやさしいかも?
まああ冬場は新雪が最高っすけど(笑)
投稿: DT | 2012/05/08 16:38
コゴミですか。あれは食べた方がよいような……。
雪は冷たいっすよ。縮み上がる(^^;)。
投稿: 田中淳夫 | 2012/05/08 22:43
東北に居た時教えてもらったんですが
コゴミの大きいので拭くんです
軸を人差し指と親指で挟んでしごきあげる
と、指に挟んだシダの細い葉っぱの花束(?)が得られます
こいつを使うんです
だからシダ類ならなんでもOK
新雪は空気ばっかりなんでさほど冷たく無いです
春山とかで固くなった雪のときは困ります
ネパールのベースキャンプだとガッチガチの雪なんで
岩片で硬い雪の表面削ってかき氷作って拭いてました
割り箸は愛好してますがトイレットペーパーは使ったことないですねー
あれは国立公園内では使用禁止にすべきです
投稿: DT | 2012/05/09 06:38
葉っぱ尻拭き派は結構いるんですね。うちの組合では私しかいないので…林内は照葉樹だらけのところが多いので、どうしてもそれで拭くことが多いのですが、照葉樹は裏を使ってもツルツルなので、気持ちいいです…しかし、あまりよく拭けていない(笑)
投稿: | 2012/05/12 22:03
山屋は、雉打ちと称して、よく山の中では葉っぱで処理しますね。
アウトドア技術の一環です(笑)。
林業関係者などは、逆にしないのかな。
投稿: 田中淳夫 | 2012/05/13 00:15