こんな木製イス
なんだか1か月以上、スイス関係のことを書いている。そろそろ打ち止めにしなけりゃ……と思う今日この頃。
スイスの観光地グリンデルワルトのお店で見かけたイス。
木のイスと言えば、どうしても縦横きっちりと組み立てるイメージになるが、これは雑木を積み上げたままの形で加工した(ように見える)デザイン。
なんか、斬新であった。
こっちも、小径木をまとめてくっつけることで、なんかオシャレなイスになっている。
よくよく見れば、非常に手間のかけた造りだけど、一見誰でもつくれるように思えるなあ。
ちなみに価格はスイスフランだから……ちょっと高すぎ(^^;)。
こうした作品は、アイデア勝負。材料も加工技術も、日本にはある。それなのに見かけない。少なくても販売されていない。これをそのまま真似しろとは言わないが、日本でも大いに参考にできるのではないか。
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これと同じもの、三年前にうちの組合の製材所の人が試作品で作っています。(さらに背もたれ付だから、これより凝っているかも)
しかし、事務方がビジネスマインド0(まったく売ろうとする努力をしない)な上、作った人が(もう辞めました)職人気質で、コストを考えず(市場を無視した価格-原価上乗せのシーズ志向)作ったのでどうにもならず。
そこで、私個人が、こういった埃を被って倉庫に放置されている木製品を、売る自信のある価格で購入しようとすれ、経理上“赤”が確定することを嫌がる事務方が売ってくれないわけでして。
(もう止めようよ…あまたあるゴミ在庫を棚卸資産勘定し、失敗を誤魔化し続けるのは…裏金作って責任取らされてクビ、いまだ裁判沙汰の、あなたたちを押さえつけていた人達と、本質は同じじゃないか)
まあ、組合だけでなく、役場も各自治会の財産区-つまり、地域全体ーも、同じようなものですが。
投稿: Iターンして10年目 | 2012/07/28 21:45
おや、そうですか……。
しかし、担当者が売る気なくても、売る気で頑張る人の足を引っ張ってはいけませんなあ。
誰か、一点突破の覚悟でやらないと動かないのかもしれません。
投稿: 田中淳夫 | 2012/07/29 21:12