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森と林業の本

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2012/10/01

巨大キノコ……

昨日、長くかかっていた原稿のゲラ再校を終わらせた。

事実上、私の手を離れて、あとは刊行を待つだけの身である。近く発表するから、待ってね(^○^)。

そして今朝は、こちらも引っかかっていた原稿の切り口をようやく見つけて、目途をつける。あとは一気に書き上げよう。

というわけで、久しぶりに惚けようと、山歩き。とはいえ、昨日が台風の嵐だったので、あまり無茶はできない。舗装された道路と広い遊歩道だけにしよう。

実際、さすがの生駒山もかなり荒れていた。何本も木が倒れ、枝葉が散乱している。地道は泥の海だし、どこから湧きだしたのか、水筋がそこかしこにできている。

しかし、そんな嵐の後を歩くのも楽しい。

水たまりをよけて、すいすいと。

倒れた木をホイホイとまたいで先を行く。

垂れ下がった枝葉に顔を撫でられるが、雫で濡れるのも自然の息吹だ。

落ちている葉っぱも植物界の芸術だな。

鼻唄まじりに進めば、なんだか森の中に道が。これは近道……?

入っちゃいけないよ。草木は水を含んでいて濡れるから。泥だらけになるよ。

……入ってしまった。

濡れないよう、泥がつかないよう、細心の注意を払いつつ、しっかり足元を確認して進む。

このまま行けば、スカイラインに出るはず。ふん、すぐだ。

(あ、道が途切れた。)

こちらの木の下を行けば、ブッシュがないし、歩きやすいぞ。

なんだか暗がりだなあ。やっぱり密生した雑木林は健全じゃないなあ。

急斜面になったぞ。おいおい、こんなところを進んじゃ汚れるじゃないか。人が歩くルートじゃないよ。なんで、こんなところに入ったのだ(-_-メ;)。

……(中略)……

やった! 見事、道路に出たではないか。。。ぜいぜい。。やっぱり私は、(生駒)山歩きの達人だ。地図がなくても、目をつぶっても、思い通りのところに到達できるぜ。

その道路の側溝には、巨大なキノコが傘を広げていた。よし、今日はこれくらいにしといたろ。

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生駒山中・身近な自然」カテゴリの記事

コメント

♪暗い緑は 骨が好き(ローリー声で)

いや、今回もよくぞご無事で。(^^)

さすがに良い案配の遭難ぶりですが、やや予定調和的な甘さもあるやに思います。プロの遭難家としての将来に一抹の不安を覚えました。新著は楽しみにしております。

そ、遭難なんてしてません! 私は生駒山歩きのプロなのです。

第一級生駒山遭難師、じゃない、生駒山(…中略…)師です。

なんだか大変なことになっていたみたいで。
私、テレビをほとんど見ていないので、
こういう時に無人島状態。
新聞はありますが、
熊本のニュース中心なので、
台風の被害について、
それほど報じられていませんでした・・・・

それで、被害の大きさをどう知ったかといいますと・・・・・

旦那が見ていたスリランカのニュース番組。


回りくどい方法で知ったのでした。

とにもかくにも、たなかさん、ご無事で何よりです。

次回作に、この企画どうでしょう?

「~プロが語る~
シリーズ生駒山遭難記」


きっと売れると思うんですが…。

「~プロが語る~
シリーズ生駒山遭難記」

売れません!(キッパリ)

今度、スリランカを訪ねて、しっかり遭難したいと思います。

そうか~、やっぱり…。

「~プロが教える~…」

の方が良かったのかな(あれっ、問題はそこじゃない?)。

それから、遭難って認めてる!!

(へへっ)

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