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2012/10/15

『森と近代日本を動かした男 』あとがき

まだ出版前の本だが、『森と近代日本を動かした男 山林王・土倉庄三郎の生涯』のあとがきを一部紹介したい。

これは、本ブログの読者とも関係しているからである。

「……本格的に調べようと決心したのは、七年前である。だが資料は少なく、しかも直接庄三郎に接した記録はほとんどない。彼の実像を知るという点からは隔靴掻痒だった。
 吉野の歴史や林業の文献を漁るが、手書きや謄写版刷の資料、そして難読の古文書や文語体の文面も多かった。存在を知っても、保管場所がわからない雑誌や機関誌、冊子類もある。
 そこでネットを通して呼びかけた。すると応えてくれる人がいたのである。手に入りにくい資料を探してもらったり、専門家から教示を受けもした。そんな多くの人々の協力を得て、断片的な情報をつなぎ合わせる作業が続いた。
 一方で庄三郎について雑誌やブログに記すと反響が少なからずあり、彼の生涯に興味を持つ人が確実にいることを感じた。驚いたのは、複数の庄三郎の子孫の方から連絡があったことだ。おかげで思わぬ人との出会いがあり、新たな情報を得たことできた。

実際、ほぼ7年前から、本ブログの前身ブログ(現・裏ブログ)に折に触れて土倉庄三郎に関して触れてきた。途中経過の報告というよりは、調査・執筆活動の現在進行形みたいなものである。

そして、上記に記したように、私が「(資料が)見つからない」「意味がわからない」と嘆くと教えてくれたり、資料探しを手伝ってくれる人が現れたのである。

皆さんとの共同作業で生まれたんだなあ、と再確認する。その時の読者が今も読んでおられるかどうかわからないが、改めてここで感謝申し上げます<(_ _)>。

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コメント

 なるほど、やはり「継続は力なり」なんですね。
 私は、途中で嫌になったり、あきらめそうになったり、忘れかけたりしますが、たまには思いついたことを振り返って、進めてみるようにしていきます。自分がやろうとしていることデータベースを作ろうかな。もうすでに、ネタを忘れていることもたくさんあるんでしょうけれども・・・・。

田中様

文中のネットで呼びかけたら答えてくれた人がいた。というのはすごいですね。
従来の情報の集め方では、考えられない芸当ですね。
人々のつながり、協力で情報が集められるというのは、ネットの力といえますね。

いずれにせよ、それで出版できたという事実に(もちろん田中さんの熱意があればこそですが)驚きました。

「そこでネットを通して呼びかけた。
すると応えてくれる人がいたのである。
手に入りにくい資料を探してもらったり、専門家から教示を受けもした。
そんな多くの人々の協力を得て、断片的な情報をつなぎ合わせる作業が続いた。」

継続できた、熱意を維持できたのも、皆様の声のおかげでもあります。

実際、ネットのおかげで得られた情報は、ものすごく大きいし、メールを通してつながった人々の協力も大きかったです。さもないと発見できなかった、知らずに終わった事実もたくさんありました。

考えてみれば、私も相変わらず雑貨、家具での木材普及啓発をぼちぼちですが続けていられるのは、シバモクのSさん、ナナミのSさん、丸軌木材のKさん、堀内ウッドクラフトのHさんなど、時々電話をくれたりお互いに無茶振りし合ったりしているからないいでしょうねぇ。
プレッシャーも感じますが、維持できるし、新しく展開しようとするきっかけが随時あったりします。

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