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2012/11/12

「フィンランドの森林」

先日の熊本では、フィンランドの林業機械メーカー・ケスラー社の人たちも参加していて、日本語はわからないはずなのに、私の講演も聴いてくれていたのだが、終わった後に、彼らが行ったプレゼンの資料をいただいた。

001

それが、これ。







最初は、???だったが、手にとってみると、

003


USBメモリーだった。

オシャレだ。フィンランドの産業プロダクツも、なかなかのスクレ者だね。



データは、英語だから、かろうじて読める。

それによると、フィンランドの面積は、304 000 km2で、そのうち76%が森林。人口は約500万人。

なんか、日本の資料のフィンランドの森林率より高まっている気がする。で、そのうち個人所有が6割を占める。平均所有面積は、約30ha。なお国有林は26%。樹種構成はこんな具合。マツ49%、スプルース30%、シラカバ17%。ほか3%。多様性は極めて少ない。

意外なのは、木材生産で輸出しているのは、圧倒的に紙とパルプが多いこと。必ずしも用材輸出国ではなかったのか。でも、林業・木材産業に従事している雇用率(23%)や生産高などは非常に高く、林業が国の産業であることは間違いなさそう。

林業は、やはり皆伐-一斉造林らしい。機械化は進んでいる……って、機械メーカーの人が言うのだから、そうなるだろう(笑)。で、森林の95%がヨーロッパの森林認証PEFCを取得している。(FSCは少ないらしい。)

輸送は、トラックが76%を占めるが、そこに鉄道や船(湖の利用)も組み合わせることを進めている。これらはCO2削減の意味があるそうだ。ちなみに湖を巨大な筏で移動させるシーンは、なかなか圧巻だ。筏というスケールじゃない。人工の島みたい。

木材生産以外の林業には、観光産業も多い、バイオエネルギーの利用など、興味深い点はいくつかあるが、もう読むのは疲れた(^^;)。今日は、これまで。


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コメント

フィンランドの樹種構成はスウェーデンと似ていますね。スウェーデンはスプルースの方が多い(4割強)続いてスコッツパイン(4割弱)、だいぶ離れて白樺(1割強)。その他の広葉樹は軒並み1%弱です。多様性は日本と比べると極端に少ないです。機械化はものすごく進んでいます。唯一進んでいないのはPrecommercial thinning(プレ間伐?日本語を勉強しなくては・・・)の段階なのだそうです。
認証についてはスウェーデンはFSCとPEFCがちょうど半々。どちらか一方に統一されているフィンランドの方が、木材加工工場としてはやりやすい(ラインを分けて流さないといけない)というのを、ドイツの大型加工施設の広報担当者から聞いたことがあります。

地続きのスウェーデンと地形や植生は似ているでしょうが、林業形態はどの程度ちがうのでしょうね。
機械化については、ほとんどチェンソーを使わない……と言っていた。ハーベスタに乗ったままの伐採なのでしょう。

プレ間伐?とは、どんな作業を指すのでしょう。除伐? 先に伸びるシラカバを伐採しないとトウヒが育たないと聞いたことがありますが。

なにしろ資料を読んで写しただけなので、勉強不足です。

Precommercial thinning は収入を伴わない間伐作業の意味で使われています。プレ間伐?は適切な表現ではないですね。除伐の側面もありますが、ターゲットとしている樹種そのものの本数を減らす作業も含まれます。林業形態については、少し勉強してみます。

Precommercial thinningって、単純に考えれば保育間伐のことではないでしょうか。

用語の確定は、詳しい方にお任せしますが、「保育間伐」なら除伐も含みますね。

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