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森と林業の本

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2013/02/20

モデルハウスに泊まってみたい!

今日訪れたところの前に、住宅展示場があり、モデルハウスが建ち並んでいた。もちろん、大手ハウスメーカーの出展である。

それで思い出した。

随分前になるが、新聞に「あなたの夢かなえます」みたいなコーナーがあって、そこに「素敵なモデルハウスに泊まってみたい」という読者の要望が寄せられていたのだ。

実際のモデルハウスは、水回りができていないから水道も出ず、トイレも使えないため、その要望は新聞社の力で別の場所で実現させたのだが、ここで驚いたのは「モデルハウスに泊まりたい」という気持ちの存在だ。

もちろん、モデルハウスたって、ふつーの家だ。ハリウッドの大邸宅でもなければヨーロッパ中世の城砦でも、天守閣のあるお城でもない。そこに泊まりたい(というより、非日常を感じたい、という要望だろうか)というのは、普段どんな生活しているんだ(^o^)。

おそらくその読者が、めでたくモデルハウスと同じ外観、間取り、インテリアの家を購入できたとして、毎日がハッピーだろうか。多分、数日で飽きると思うし、そもそも「素敵さ」を維持できないだろう。散らかり、汚れが染みついて「生活感」がついてくる。

でも、展示されている家は、夢を売ってくれるのだ

短期間で建て替えて新しくすることも重要なんだろう。手垢のついていないことも、非日常の要素だ。その点、中小はモデルハウスを建てることも大変で、建てても何年も使うため徐々にくすんでくる。すると夢を売れなくなるのかなあ。

しかし、中小ビルダー、とくに国産材の木の家を売り物にしているところも、大手メーカーのモデルハウスの見せ方は真似ないといけないだろうね。また真似るノウハウは、いっぱい詰まっていると思う。

どこが「素敵」「泊まりたい」と思わせるか、じっくり偵察してみてもいいんじゃない?

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