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2013/02/27

グリーンパワー『森と近代日本を動かした男』書評

グリーンパワー3月号に『森と近代日本を動かした男 山林王・土倉庄三郎の生涯』の書評が掲載された。

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さすが森林文化協会発行のグリーンパワーだけあって、土倉翁の評伝としてだけでなく、明治という時代に、林業が果たした役割について言及している。

そうなのだよ、私は単純に偉人伝を書こうとしたわけでなく、林業と山村が日本の国を動かす力のあった時代を描きたかったのだよ。……もっとも、それが一般読者にとってとっつきが悪く、まわりくどい?説明になったかもしれないが。。。。

山主自ら国土の緑化に邁進し、国づくりを意識して政治をも動かした。また養蚕を普及させるなど、山村振興にも尽くした。……現在の林業事情を多少とも知ると、土倉翁の時代は現実感を失うほど夢のような世界だったのだね。

ちなみに、今をときめく?新島八重が土倉翁の交友人脈に関わっていることにも触れている(^o^)。

※この号には、環境企業レポートに「協和木材」が取り上げられている。最大級の国産材製材工場を持つ福島の企業であり、新生産システム(ようするに国の補助金ね)を導入した大手製材の中で、唯一?勝ち組のような会社。
その佐川社長は行う「今は、山主の犠牲の上に国産材製品が成り立っている」という指摘が、土倉翁の時代の裏返しのように感じて、私も心が痛んだ。

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コメント

お久しぶりです。
ほぼ毎日読んでますよ。
滅多にコメントしませんが情報提供です。
土倉の山の後継者、岡橋さんが天皇賞を取って作業道を頑張っていることをNHKが(やっと)紹介するようです。
(がっちりマンデーは天皇賞取る前でした。大橋さんはしましたが!)
3月1日午前7時45分から8時のNHK「おはよう関西」です。
PRよろしくお願いします。

もうひとつ忘れていました。
岡橋さん尾作業道は、2月28日の午後6時10分から7時のNHK奈良放送局による「ならナビ」も未定ですが放映される可能性があるみたいです。
よろしくお願いします。

岡橋さんがテレビに出演しましすか。それはチェックしなければ……その時間にテレビの前に座れたら、ですが(笑)。
岡橋さんの進めている大橋式作業道=奈良型作業道の紹介でしょうか。

私も、出張先で見ましたが作業道です。ご報告遅れてスイマセン。(゚ー゚;
「人間が自然を相手にする時、最後は水の相手やな」とは、紀伊半島で被災を受けたとある林業家のお話しでしたが、壊れない作業道も水との戦いではないでしょうか。
大橋式、四万十式、森林、鳥取、奈良など、名前はいろいろありますが、地域にあった安全で壊れない作業道であればいいのでは。
でも、どこでも作業道が入るわけでもないので架線の技術も残していかないと。架線がないと、うちのちっちゃな山はただの山!
今後も森林ジャーナリストとして様々な情報発信と辛口のコメントを期待しています。PS:スイス根多の本待ってますよ。(*^-^)

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