造材女子?~最後の彩ネタ
昨夜は、ブログのネタを考える暇がなかったと書いたが、実は毎日そうである(笑)。
何か自然に思いつくことなど滅多になく、何らかの方法で絞り出している。
ニュースがあればよいが、なければ使える写真を探したり……一時苦しいときは、娘ネタでしのいだもんだ(^o^)。
でもその娘も、家を出て遊んでくれなくなったので、いよいよ困る。
このところ頼っていたのが、彩ネタ(^o^)。ナカシマアヤさんを引っ張りだしている。
なんたって3週間ほど断続的に会っていたので、そのときの会話や行動を思い出すと、何か使えるものが。。。ああ、でも彼女も、もう広島に帰ってしまったよ。
というわけで、最後の彩ネタを。
彼女のブログによると、後輩の方がチェンソーの扱いが上手いそうだ。そして、それを悔しく思わない自分がいる、と。まあ、詳しい内容は思い出せないのだが、ようするにその手の技術を競い合う感覚がないらしい。(違うか?)
まあ、いわんとすることはわかる。私も、自分で撮った写真に不満が出ても聞き流すか、「そんなら、プロのカメラマンに頼めや」と開き直る。だが文章にケチをつけられたら頭に血が上り、一晩眠れないほど悔しい思いをすることもある。
そこで尋ねた。「自分より上手い人が現れて悔しく感じるのは、何?」
すると即答。「造材」。
丸太を3メートルに伐るか4メートルに伐るか。どこで伐るか。また注文材に応えるには、どこの山のどの木を伐採して、それをどのように造材すると、もっとも喜ばれるか。同時に無駄なく木材を利用でき利益を高められるか。
だから、木材市に通い、一目で木材の質を見極め、一瞬で曲がりや傷を読み取り……そんな技術を身につけようとしているらしい。
どおりで、吉野の山の木を眺める彼女の目つきが尋常ではなかった(笑)。
これは、岡橋山での一こま。
実際、造材は木の価値を最大限に高める仕事である。林業の経営的な要だろう。ここに挑戦するか!
そして、実はこの過程こそ、現在の日本の林業でもっとも欠けている視点じゃないの? と私は思っていた。だって、今や多くの林業現場で造材に悩む姿は少なくて、機械的に機械で(^^;)バサバサと玉切りしているだけに見えるからだ。どこで伐るのかによって、材の価値は大きく変わるのに。当然売り上げにも響いてくる。
イマドキの人は材価が落ちたことを嘆くわりには、高く売る造材を意識してやってないんじゃないの? と某林業家から聞いたことがある。実際、その人の出す材は市場で1割以上高く売れるそうだ。彩嬢は、ここに目をつけるとは……。
本当は、その先に木取りもある。丸太の価値を最大限に上げて、無駄なく使う技だ。
これからは、林業女子より造材女子、木取り女子かもね。
……本当に最後の彩ネタかなあ。。。。
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