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森と林業の本

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2013/02/28

上から目線で壁を越える

木材コーディネーター女子の一人は、講座受講中に「にぶつかっている」発言をして、話題を呼んだ。私も、初めて彼女に会ったときに「」の話を聞かされたのだが、その時のと今回のは違うらしい。次々と「」は現れるのである(^^;)。

おかげで、私にまで「彼女のはどうなりましたか」と聞いてくる人がいる。もちろん、私には答えようがありません(笑)。

その彼女、また「」にぶつかった。それも最大級の……。聞けば確かにとんでもない事態で、ひどい話である。いきなりのちゃぶ台返しも酷いが、我が身可愛さに逃げる輩もみっともない。

そりゃ、どんな世界もすべて順調に行くわけはなく、自分の中の壁にぶつかったり、時代に流されたり、横槍入れられたり、足を引っ張られたり、裏切られたり、梯子を外されたり、ようするに人生ありあり浩子あり(謎)なのだ。
が、結局どうするかは自分で決断し自分で乗り換えなくてははならない。立ちすくんでいても仕方がないのは自明の理。

実は、私もこのところ「」を感じている(^^;)。昨年、さまざまなことが一挙に押し寄せたのだが、それが私にとって「終わり」を意味するのか、「始まり」の印なのか、はたまた「終わりの始まり」だったのか、自分にも判断に困る。そして今年は、それぞれが「」になってきた。結構、ボディブローのように効いてくる。

ともあれ止まったままでは埒があかないので、もがくしかない。

で、思いついた。

とりあえず自分を空から見ることだな。自身を上から目線で見下ろす。他人事に見る。そして自分を大事にしない(笑)。かつて書いたり発言したことも、自分から疑う。否定する。ひっくり返す。ついでに笑う。

上から見たら、はないも同然(^o^)。

自らを縛りつけている既成の枠組み〔パラダイム〕は、上から目線で破壊するのだ。

「上から目線」という言葉は、今や糾弾すべき態度かのように語られるが、本当は大切なものなのだよ。いつも同じ高さから見ているだけでは見えないもの、気がつかないもの、乗り越えられないものが、ちょっと立体に見ると軽々とクリアできる。

……と、を笑い飛ばしたものの、まだ超えられないなあ。。。。

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コメント

今日の田中さんのお説に反応します。・・・
森林も、『立体的に見る』手法、がありますね。

それはともかく、3DCAD(キャド)を把握できないうちに今度は3Dプリンタが『話題騒然』(!?)

森林の施業プランに3Dプリンタが利用できないか?考え始めています。
田中さんの見解を伺えればと思ってコメントと共に記述しました。

壁は実は案外薄くて、指で押したら穴が開いたりして。。。

それはそうと、壁の裏側に容易に行けそうなのは、「ドッペル玄関」かなあ。

「森を立体的に見る」には、株式会社ウッドインフォが開発した、森の中でレーザー光線を照射して、一気に立木調査を行う技術がありますね。
3Dプリンタと原理は同じかもしれない。
私が見せてもらったのは、まだ実験中でしたが、森の立体画像が簡単につくれて、なかなかの優れものでした。意外と早く普及するんかもしれませんよ。


一切は空、虚空から見れば、壁など存在しないのです。

人は、「空から吊るされた人形」も同然で、「空の終点」を目指して進むだけです。きっと「空からマリカが」降ってくるでしょう。「空のオカリナ」が聞こえるかもしれません。

谷山浩子に合掌。合唱じゃないよ。

引用■株式会社ウッドインフォが開発した、森の中でレーザー光線を照射して、一気に立木調査を行う技術がありますね。■・・・検索してみました。

私もだいぶ以前にこの種の物をフォローしたことがあります。それは、

『レーザープロファイラー』(確か?)です。今回の『出会いを機に』色々と気にしてみたいと思います。幾つかの『示唆・情報』頂きまして、ありがとうございます。

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