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森と林業と動物の本

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2013/03/29

神宮の杜の未来

ワイス・ワイスのシンポジウムが行われたのは、青学の講堂。そこから遠くないところにあるのが、明治神宮。そこで、合間を見て昨年に続いて訪問した。

明治神宮の杜(森)は、100年後に完成する森として人工的に造成され、もうすぐその100年がやってくること、また人がつくった自然の森として注目されている。また「潜在自然植生」が好きな人が、この森をモデルとしていることも話題だろうか。

たしかに100年近くたった現在の森は、想定通りの照葉樹林主体の森になっている。それも大木が林立し、荘厳な雰囲気も漂わせてきた。

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広い参道も薄暗くなるほど枝葉が光を求めて広がっている。

ほぼ樹冠・林冠が鬱閉した状態だ。

この様子、生態学の教科書になりそうである。

が、理屈の上では、この照葉樹の上層木の下には、同じ照葉樹の稚樹が生えて、林相を変えずに保たれるはずである。いわゆる極相の理論。

しかし、その稚樹が目立たない。林内立入禁止とあるが、見つからない。アオキなど別の照葉樹は生えているが、それがクスやシイ、カシに取って代わることはないだろう。しかも大木がやたら近い間隔で林立していたりして、この森の将来はどうなるのか、と考えてみた。

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こんなギャップもあった。大木が倒れて、ここには空を隠す樹冠はなくなり、光が林床にまで射し込んでいる。

おそらく、落葉樹など先駆種が生えてくるんじゃないかな?

いわゆるギャップ・ダイナミクス理論か。極相林と言えどもギャップによって遷移が行われるという考え方を、ここたで体現しているのかもしれない。

となると、神宮の杜は、今後も照葉樹林であり続けるかどうかはわからない。あっさり林相変えるかもしれないぞ。「照葉樹林こそ本物の森」と言っている人は困ったことになるかも(^^;)。

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コメント

まあ、照葉樹帯であればそうかもしれませんが、
「本物」は「本物」こそがなしえるもの。
周りがガタガタ言っても意味のないものだと思っ
てます。結局は人の思い込みでしかないですから。
「絶対」にも似たような「本物」は、無いのではな
いでしょうか。
感覚としては「だいたい、あってる。」くらいが個
人的には一番しっくりきますw

「本物の森」を唱えている人って、「本物」以外は「偽物」とするところがイヤらしい。あんまり絡むつもりはないけど、ちょっとからかいたくなるのです(^^;)。

ちなみに神宮側も、今改めて植生調査をスタートさせているみたいですよ。その結果次第で、今後の杜の手入れの方針が決まるのではないでしょうか。

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