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2013/03/01

祠の彫刻

久々の生駒散歩。

今は住宅街になってしまったところにも、合間を縫うように棚田や藪、雑木林が残されていて、昔の里道が曲線を描いているところがある。そんなとき、大地の記憶が影のように立ち上がるものだ。

で、行き止まりだった里道を進むと、藪の中に祠があった。

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なんの変哲もない、小さなお堂である。

何を祭っているのかもわからなかった。

多分、昔からの地の神様だろうが、いつごろ建てられたのだろうか。

しかし、よく見るとお堂には精緻な彫刻が施されていた。

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なかなか見事である。

こういった彫刻は、彫刻家ではなく、大工が自ら彫るものだそうだ。なかには名を残す名工もいるが、ほとんど知られないままの宮大工が大半だろう。

知り合いのフォトグラファー若林純さんは、この社寺彫刻を追いかけていたが、このところ、どんどん発表している。

寺社の装飾彫刻 」という本は、いまやシリーズ化して出されているようだ。うらやましい(~_~;)。

この祠の彫刻は、この本に紹介されているほどのクオリティはないが、それでも見ほれてしまう。量産したにしても、簡単ではないだろうし、お安くもないだろう。それを、地元の人しか参らないような小さな祠に施すなんて、かつては信仰を集めていたのか、お大尽がいたのか。

探すと、身の回りにも木彫の魅力を感じるモノは結構あるよ。

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木製品・木造建築」カテゴリの記事

コメント

今回は道に迷わなかったのでしょうか。緊張感が足りなくて残念です。

うぐ。。……よくお読みください。「行き止まりだった」とあります。

小道を進むと、畑に出て、そのまま祠のあるところで行き止まりだったのですが、そのまま個人の住宅の敷地に迷い込みました……。

遭難ではないけど、不審者と間違われないかと緊張しました(^o^)。

最近は、祠の注文もきます。彫刻ですが、ベトナムの彫り師に頼むと安くて立派だと聞きました。数年前に現地に行きましたが、立派です。そして、上手い。

ベトナムですか(O.O;)。
インドネシアにも優れた彫刻がありますね。やはり王朝があるところに発達するのだろうか。日本の神様も海外からやってくるかも……。

その昔(約20年前)、バリで欄間職人に会ったことがありますよ。日本からの注文に応じて欄間を掘って輸出するということでした。今でもやっているかなあ。

バリ島の欄間か……。

日本でも富山の井波などは木彫の町として、欄間職人が集まっていますが、この御時世で欄間需要は細っているようです。新たな彫刻テーマを見つけないとね。

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