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森と林業の本

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2013/04/09

木に竹を接ぐ

木に竹を接ぐ

こういえば、本来別々のものを無理やり合わせた、調和していない様を示すことわざである。まあ、あんまり良い意味に使わないだろう。

が、これを見てくれ。

2


最初は???だった。

ヘンな木である。樹種はわからないが、落葉広葉樹のよう。

が、青く繁っているのば、どう見ても竹。

それも5本はある。結構太い。

樹木と竹が重なって見えているのではない。木の周囲を回っても、竹は地面から伸びていない。あきらかに樹木の木の又から棹を伸ばしている。

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これって?

ヤドリギのように、種子が樹木に着いて樹皮に根付いた……ということは起こるまい。

樹にウロが空いていて、外から竹の地下茎が延びてきて、ちょうどウロの中にタケノコが育って伸びたのか。そして木の又を突き破って出てきたとか。

残念ながら外側からは、ウロは見当たらなかった。

しかも周辺に竹林も見当たらず、地下茎はどこから伸びてきたのかわからない。

文字通り「木に竹を接」いだ状態。自然界は面白い(笑)。

もっとも、不可能を可能にしたようなたくましさも感じる。

いっそのこと、鳥居でも立てて、神秘の木として宣伝したら、今の時代、突破力が人気呼ぶかもなあ。

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コメント

これは物好きが竹を植えたのでは? でもパワースポットで売り出せば、下手なお習字を書いた竹簡とか売れそうです。

マジに、人工的に作ったのかと思った。
聖地にするために……。

竹を樹上に植える事ができるのか、専門家の意見が聞きたいなあ。

これのシュロバージョンを見たことあります

上から覗いてみたいなあ。。
結構な空間があり、コビトが沢山住んでいるかもしれませんぜ。

棕櫚ですか。案外、なんでも生えるのかも。
コビトも生えているかもよ……。

うちの柿の木には南天が生えてた!

シュロにナンテン……この調子で、異種複合樹木の写真を集めたら、面白い写真集になるかも(^o^)。

この手の例、意外と多いのかもしれない。

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