無料ブログはココログ

本の紹介

« 八重の桜見 | トップページ | 春日大社の杜に見るシカとの攻防 »

2013/04/16

草食系林業家の「そこそこの思想」

全林協の本を読んでいたら、大分県の後藤國利氏が登場していた。大分県の県議や臼杵市の市長を務めた林業家である。

実は、来月出席するシンポジウムで一緒に講演する予定で゛お会いすることができそうだ。

この人の発言で気に入っているのは、「草食系持続的森林経営」という言葉を使っていること。対語として「肉食系」「雑食系」の林業もある。

ようするに肉食系はダイナミックに高生産効率な林業。いわゆる機械化林業などのことだ。利益は大きいが、餌を食べ尽くす心配がある。一方で「草食性」は効率は低くても、細く長く持続する林業を指す。「雑食系」は、その折衷型かな。

実は、私も著作で「草食系林業家」という言葉を使ったことがある。もちろんシャレだが、機械化でダイナミックな施業より、昔ながらの山仕事を好む林業従事者のこと。主にIターンの人に目立つ。

多少意味の違いはあるが、イメージしている姿は近いのではないかと思う。

ただ草食系がおとなしいというのではない。むしろ長期的視点が求められるし、当面の仕事は低効率できつくて儲からないから、覚悟がいる。それでも、この方法を選ぶのは、一種のライフスタイルであり、「稼ぎ」を「生業」に近づけようという試みの一つかもしれない。

「林業という山仕事」を暮らしの中に溶け込ませるには、どこかに自制心が必要だ。かっこよく漢語を使えば「中庸の精神」だろうか。

もともとは論語の一節だとされるが、『中庸』の書は漢学四書の一つにもなっている。が、アリストテレスの倫理学の訳語としても登場するし、仏教の「中道」にも近いように思える。だから、林業で採用するのは、人徳と教養を求められるのだよ(⌒ー⌒)。

ついでに言えば、ドラッカーの求める「真摯さのあるマネジメント」にも通じる気がする。いよいよ難しくしたか。

もっとも、私は「そこそこの思想」と呼んでいる。

そこそこ頑張って、そこそこ利益を上げて、そこそこ楽しもうよ。それが楽だよ~。これなら、簡単でしょ。

« 八重の桜見 | トップページ | 春日大社の杜に見るシカとの攻防 »

森林学・モノローグ」カテゴリの記事

コメント

そこそこの思想、大賛成です。

私も、塾はそこそこ、講師もそこそこ、
カレー屋もそこそこです。

手抜きするっていうことじゃなく、
そこそこ。

そこそこの時代ですね。

そこ!そこ! と書くと、背中のかゆいところをかいてもらっているような、マッサージでツボを押してもらうような(^^ゞ。

早くも職業の多様分散化を実行していますね。

カレーの味だけは、そこそこでないように。

「こそこその思想」もいいかも。
仕事はこそこそ。。。だめ?

こそこそするのは、密会(~_~;)。仕事は、一点突破で頑張りましょう。

「ここぞここぞの思想」も必要かも。

はっ!
カレーの味!!
大丈夫です。たぶん。
私が調理担当でなくてよかった・・・・・。


そういえば、沢畑さんに、
初めてお会いしました。最近。

みーふーさん、ようやくお会いできて嬉しかったです。熊本県でもちょっと遠いところにお住まいですが、よろしくお付き合い下さいね。

私はカレー屋でもあるので、そこはそこそこにならないようにします。

今朝は、朝カレーでした。インド式の結構辛いベジタブルカレー。
スリランカカレーは、インドより辛いよ、と言われました。本場ものは日本人には無理かも。そこそこの辛味にしておきますか。

沢畑さん、よろしくお願いします。

スリランカカレーの本気の辛さは、
半端じゃないですよ~。
私、結婚式(夫の妹)で恥も外聞もなく、
「からーい!!!」
って、叫んでしまったので・・・・・。

一度、ラッキーガーデンでオーダーされることを
おススメします。

ラッキーガーデンで羊を見ながらカレーを食べたいです。でも、私に合った辛さでないと、せっかくの味が台無しなので、辛さはそこそこで良かです。

是非、生駒に来訪の際は案内します。
でも、ラッキーガーデンのカレーは、そこまで辛くないです。メニューによっては、かなりクルものもありますが、全体にまろやか。

おやつに唐辛子をぼりぼりするような英才教育を受けてないと、
やはり結婚式レベルは日本人には難しいかもしれないです。

ラッキーガーデン、ぜひ伺ってみたい!!
ちょっと熊本から生駒まで、車で行ってみようかな・・・・。

沢畑さんにはうちの夫のカレーを、
ぜひ召し上がっていただきたいです。

トウガラシをぼりぼり……ですか。ハア 

生駒においでください。かつてのみ~ふ~さんの行動力なら、その程度の距離は軽いものですよ。ラッキーガーデンにはゲストハウスもあります。……て、勝手に決めたらアカンか。

おお、本場のスリランカカレー、食べたいです。でも辛さは控えめでよかですばい。エリートではないので。。。

6/22(土)は火の国未来づくりネットワークの総会で(私は会長なのです。。。)八千代座の舞台に立ちますよ。

実は、昨日もラッキーガーデンでランチを……。
後を引く辛さではありましたが、たいしたことなかったです。

お客さんが来ると、連れて行くのに便利。生駒はカレー王国だと教える(^o^)。

ダンナのカレーはそんなに辛くないです。
子どもでも食べられる程度です。

6月22日ですか!!

ちょっと、頭にメモしておきます。

うーん、でもやはり、関西方面は飛行機かなあ・・・。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/36391/57187268

この記事へのトラックバック一覧です: 草食系林業家の「そこそこの思想」:

« 八重の桜見 | トップページ | 春日大社の杜に見るシカとの攻防 »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

森と林業と田舎