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森と林業と田舎の本

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2013/05/01

「スイス林業連盟からの報告」

気がつけば、連休の狭間。世間は、また仕事にもどっているのでしょうか。そんなときこそ、私はさぼらなければ(⌒ー⌒)。

昨年の今頃、スイスの林業視察が決まってバタバタと準備していたはず。

もう1年か……と感慨にふけるところ、ポロリと出てきた切り取り記事には、「スイス林業連盟からの報告」というタイトルが……。

どうやら森林組合関係の雑誌?らしいのだが、第2回「森林認証制度研究セミナー」を開催して、その中にスイスから招いた連盟の理事らが行った事例報告の記録らしい。その内容は、「スイスにおける林業教育」になっている。期日は、平成14年10月である。つまり、10年以上前!

いや、まあ、なんと。昨年の視察のテーマでは「スイスの林業教育」の部分がたくさんあったのだが、その10年前の記録を私は保持していたことになる。これを読んでから出かけていたら実りも少しは増えただろうに、まったく記憶になかった。知らなんだ(^^;)。


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今読み返すと、なるほど~と感心するということは、昨年何を見聞していたんだ、ということにもなるね。。。記事に登場する「リュスの教育の場所」とは、我々も訪れた「リースのフォレスター学校」のことだろう。

それはともかく、最後に「個人的な将来展望」が興味深かった。

連盟から見ると、スイスで行われている職業教育は、林業の経済性という面をあまりに軽視している、と述べているのだ。外国との競争もあり、合理的な生産という面も必要ではないか、という。

実は、私も視察における今だに溶けぬ疑問として、あれほど丁寧な施業や細かな法律や取り決めの中で林業を行って、しかも人件費が高いスイスで、どうやって採算を合わせているのだろう、という点があった。(補助金もなし!)
基本的には、木材商品を高値で売るという理屈なのだが、安い外国の商品と比べて太刀打ちできるのが不思議であった。

私の訪問時より10年前の記録ではあるが、やはり現場では葛藤があるのね。

もっとも最後には、林業の経営者の主体的な努力が必要で、林業事業体にもっと自由裁量の余地を与えろ、と結ばれている。

この点は、現在の日本の林業経営者および行政関係者にそのまま投げかけたい。

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コメント

記事を読んで驚いたことですが、日本でも林業教育をすると効果的かも知れません。

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