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2013/05/14

「国際水協力年」って知ってる?

国際生物多様性年(2010年)や国際森林年(2011年)。

昨年は国際協同組合年だったが、今年、2013年は何の年?

実は、「国際水協力年」だった。もう半年近くすぎてから指摘するのも馬鹿げているが、基本的には世界各国が「水」という貴重な資源を利用していくうえで、協調して取り組む基盤づくりを目指しているのだそうだ。

いまや世界中で水不足が深刻化しており、水資源を巡る争いごとは絶えない。だからこそ問題を提起して協力を目ざす意味があるわけだが……。

私のアンテナの方向が違うせいか、これまでまったく伝わってこなかったが、果たして水業界では盛り上がっているのだろうか。

しかし、やはり「水資源」 と言えば、「外資が森を……」を思い出しますね(^o^)。

私の調べた範囲内では、まったくの杞憂ではあるが、最初の時点における問題提起としてはよかったと思う。外国人が日本の土地を買う可能性を指摘して、それが何を意味するのか、考えるきっかけにはなっただろう。その場所の一つとして森林が選択に入っていたことも、日本の森林の実情が浮かび上がる契機になった。

しかし、その目的・動機として「水源を狙っている」はないよなあ。アジテーターの頭の悪さが浮かび上がる(笑)。なんとかそれらしい理由をでっち上げるためにひねり出したのだろうけど、ツッコミどころ満載であった。

仮に私に、外資が日本の森を買おうとしている(かもしれない)問題に対してキャンペーンを打ちたいという打診があったら、もっと納得できる理由や社会構造を示してあげたのに。
そして、日本の森林を守るのは日本人ですよ、とキャンペーンを張って、森林保全のために投入する補助金を増やすお手伝いができたかもしれない\(^o^)/。



ま、そんな戯れ言はともかく、水協力年である。

水資源の豊富で、しかも島国ゆえ隣国と水で争う心配も少ない日本だが、これを国内向けにアレンジして森林問題とつなげることは可能ではないか、と思っている。

そもそも利水のためのダム建設や渇水時の各県の取水問題は、本当は水利権の融通でほとんど解決する。たとえば水利権を証券化して取引する市場をつくればよいと思っている。

そして水利権を債権化すれば、川下の町から川上の村への金融の流れをつくれるかもしれない……と密かに考えたこともあった。そもそも現在、自治体が独自の課税をしている森林環境税も、当初は国レベルで検討されたこともあるのだ。そして当時の仮名称は水源税であった。

木材も川上から川下へ流れるが、ゆっくりすぎる(^^;)。水の方が早くてわかりやすい。

さらに水が絡んだ砂防・治山も、山側と川(水)側が協力することで大きく前進するだろう。土倉庄三郎が「林業意見」で提案した「山川省」の設置構想も、実は砂防-治山-造林-林業へと結びつけることが可能だったのである。

あと半年しかないが、水協力年の今年、再び考えてみないかなあ。

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コメント

水利権を証券化すれば、外資に買い占められて水道料金高騰、ということも本当にあるのでは? 007シリーズにそういうのもありましたよ。TPPに入れば、そういうことをISDで訴えられるなと心配していたら、麻生財務相が自分から「水道事業は民営化したい」と米国で言っていました。あああ。

おおお、日本を舞台に007シリーズが撮れるか?

……ということじゃない(^^;)。実際には水利権を持つのは地域住民がほとんどだから、彼らの意識が問われますね。売買は必ず公開制にして、外資が高く買うと言っていますよ~と告知して、川下の住民と競い合わせて値段を吊り上げるとか。

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