無料ブログはココログ

本の紹介

« 丹後和紙の世界をのぞく | トップページ | YKI48総選挙? »

2013/06/07

細島港のC材

和紙の話が続いたが、現代の製紙業界にもどる。

先日の宮崎県諸塚村からの帰り、ちょっと寄り道して日向市の細島港に寄ってみた。

この港には、以前訪れたことがある。それは、国産材の中国輸出の現場に立ち会うためだった。貨物船に宮崎や大分のスギ丸太が積まれていく光景は壮観だった。

これから日本の林業にも新しい時代が始まるかと予感させられたのだが……。残念ながら、中国への国産材の輸出はあまり広がらなかった。とはいえ、今も細々と各地で断続的に行われているはずである。

加えて中国木材(これは日本の会社ね^^ゞ)の製材工場が細島に建設されるという計画を聞いたことがあったので、現状はどんなものかと眺めに行ったのである。

が、岸壁で見たのは、こんな光景だった。

2


最初は、細いスギ材も見かけたのだが、どうも外材も混ざっている。いや、外材の方が多いかな。

しかも、どう見てもC材。つまりチップ用だろう。

この隣では、チップの山もあった。そこは重機が走っていたので近付けなかったが。

どうやらこの岸壁、製紙会社向きの木材を扱っているらしい。

むしろ、こちらの方が主流かな。改めて、日本の製紙のうちチップから作るパルプの7割が外材であることを思い出した。

でも……この材、かつて中国に輸出していた木と似ている(^^;)。当時は、「中国は、曲がった丸太でも買ってくれる」ことを売り物にしていた……というより、期待していたのだ。安い人件費で、曲がったり細い丸太を手間隙かけて製材してくれる、と。

結果としては、クレームの嵐。中国だって曲がり材は嫌だったのだ。そのほかにもクレームが続出して、さらに政治的思惑も絡んで、なかなか輸出は成功しなかった。

そんなことを思い出した、細島港だった。

« 丹後和紙の世界をのぞく | トップページ | YKI48総選挙? »

林業・林産業」カテゴリの記事

コメント

田中様
お久しぶりです。
細島のこと書いていただいてありがとうございます。
先日の新聞に中国木材との調印がでていました。
今度、6月21日から23日まで吉野に行きます。
ゆっくり、吉野を見てみたいと思いました。
それでは!

中国木材は、まだ調印レベルでしたか。工場が完成するまで、今しばらくかかりますね。

吉野、ぜひ見てきてください!
腐っても吉野ですので(笑)、感じるところはあると思います。
私も、行こうかな。。

ぜひ、お会いしましょう!楽しみにしています。

海杉さんの予定スケジュールを、メールでご連絡くださいますか?
調整してみます。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/36391/57544236

この記事へのトラックバック一覧です: 細島港のC材:

« 丹後和紙の世界をのぞく | トップページ | YKI48総選挙? »

2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

森と林業と田舎