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森と林業の本

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2013/06/23

製材品の分類

昨日訪ねたところの一つが、吉野中央木材。

ここの倉庫には、さまざまな製材品が積んである。

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見てください。

木口には、紙に手書きで、その製品の情報が記されてある。長さや厚さなどの寸法はもちろんだが、傷やら色やら節の位置に数……などの情報が記号も含めて記してある。

もう部外者には、何がなんだかわからない(^^;)。

でも、1本1本違うデータを持つ木材というのは大切だ。

もともと吉野では、1本ごとに銘木として売ることが多くて、このような状態になったのだろうが、効率は悪い。今風ではないだろう。とくに手書きだし……。なんでも、ノートに写し取るそうだが……。
しかし、同時にほかの製材所と比べて、圧倒的な強みでもある。真似できないもんなあ。材個別のデータがないことが、日本の製材市場の弱点だ。もっとも、この手書きメモの情報には、含水率とかヤング率のようなデータはなさそうだ。

ただ、ときどき、どこにどんな製材品が在庫しているのかわからなくなって、売りそびれるとも言っていた(>_<)。

以前、この在庫管理をICタグを使ってできないか実験することになり、私も少し関係してお手伝いもしていたのだが、それを手がけた某大手総合商社の一部門の勝手な都合で雲散霧消した。

せめてデータをパソコンに入れて、検索かけられるようにしたら……と素人考えでは思うのだが。

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コメント

いまなら、安く個人でもできそうですね。
TSUTAYA(会計の時にははずす)とか
図書館の本にはバーコード付きのICタ
グが仕込んであるようなので方法はあ
りそうです。
今ならQRコードは簡単に個人で作れる
のでそういうのを利用する手はあるの
かもしれません。
あとは、図書館みたいに置いた位置の
記録と整理整頓ですかねw

とりあえず情報をパソコンにインプットできたら、検索機能をつけるのは簡単だと思うのですが。

でも、ノートで感を養いながらやるのも、木材と向き合う勉強になるかも。

テプラとエクセル(今だったらタブレット端末のがよいかも)で出来ますね。
これだけならそんな難しくないし、費用も掛からないですよ。

これだけの手間かけているなら、少しやり方を変えてやれば大分良い方向に行きそうですが。

取り組めば簡単と思います。
ただ、今のままでも不自由を感じていなければ、あえてやらない。

まあ、私もそんな生活送ってますが……。

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