壁面木化~大阪木材会館
大阪市西区。心斎橋より西へトコトコ歩くと見えてくる、不思議なビル。
今度は、大阪木材会館だ。

見たとおり、道路に面したビルの壁面一面に木材が張られている。
それも、横板あり、縦板あり、格子あり。
垂らされたノボリ?に書かれてあるとおり、これは壁面木化という。
なんだかパックワーク。
素材はみんなスギとヒノキだという。これはデザインにもなっている。
同時に実験でもあるようだ。産官学で行っている「都市のヒートアイランド化を防ぐために木装が役立つかの実験をしている。壁面緑化ならぬ壁面木化なのだ。
使った木材は、サーモウッドという処理をされているが、みな無塗装。今後、どんな変化が現れるかも実験項目らしい。
わりと本格的な実験だ。効果も出ていて、表面温度をコンクリートと比べて最大7度下げたという結果も出た。
……具体的な効果はともかく、このビルの構造や中は、先の大阪木材仲買会館と比べて、まったく変哲もないフツーの雑居ビルである。
もちろん、内装に木材はほぼ使われていないし、薄汚れた(^^;)コンクリートの壁面と廊下だ。
つまり、新たに木装ビルとして建てられたのではなく、もともとあるビルを木装化することを前提にしているのだ。
しかも植物の世話が大変な緑化ではなく木化だから、手入れは比較的楽。仮に木材の壁面が傷んでも、新たな板と交換すれば済む。
そう考えれば、より現実的な都市の木装化であり、都市熱対策になるだろう。そして、新たな木材需要も生み出すことができる。
木材利用に関して斬新なデザインや技術もいいけど、すぐに真似られるローテクもいいんじゃない?
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ヒートアイランドの原因は、都市に多量に存在するアスファルトとコンクリートが熱容量を増やして、昼間の太陽熱をため込むことが主なので、これは意味は大いにあると思います。腐った木材を交換する手間が簡単ならいいですね。
投稿: 沢畑 | 2013/07/07 11:09
木は、熱をため込まないし、夜に発散することもないから、有望だと思いますよ。適度に腐ってくれた方が、木材需要も増えるし(-_^)。
投稿: 田中淳夫 | 2013/07/07 13:23