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森と林業の本

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2013/07/12

ヤフーニュース「森林ボランティアが進める?森の少子高齢化」

ヤフーニュース個人に、「森林ボランティアが進める?森の少子高齢化」を執筆しました。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/tanakaatsuo/20130712-00026358/

まあ、以前から唱えていたことを改めて考察したものですが、実は森林ボランティアが関係しているのはわずかな面積で(ただ、大木好きとか技量の問題など象徴的な意味合い)、本当は林業そのものの問題です。

間伐は何を目的に行っているのか、どんな基準でやっているのか。
私は現場に通って林業を教わったとき、「林業は間伐にあり」と、現場の人に言われました。それほど難しい、いや意味深い行為であったはずなのに、世間全体では画一的作業として扱われ、結果的に森林を劣化させているのではないか……と思えています。

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コメント

うーん。雑木林の場合は兵庫方式の里山手入れを推奨されているH先生のご意見聞いてみたいところです。人工林の場合、大きな木にしたほうがお高く売れるのでしょうか?注文→伐採があるといいのでしょうが。。

兵庫方式の里山手入れというのは知らないけれど、間伐は林内に光を入れるために行うのは基本です。

林業(人工林)の場合、太いものが高く売れるとは限らないけど、太くまっすぐな木材を求めたがるのは事実ですね。

森林ボランティア業界の人間としては、ちょっと濡れ衣気味ではありますな。上に田中さん自身が書いた通りで、森づくりの面積に占めるボランティアの占有率は吹けば飛ぶようなものですから、それよりも間伐がちゃんとできないセミプロの林家の方が問題が大きいのでは?

素人のボランティアの仕事が森づくりと合わない場合は、それを指導する人の責任です。ボランティアの善意を森づくりの方向性と合わせる調整者がどこかに必要ですね。

林業界はさておき、雑木林の整備の場合、森林ボランティア出なくても、依頼先が造園関係だったりして、大木が切れない、間伐の意味を理解していないケースがありますね。

ちゃんと整備計画や施業内容をプロが設定しないと、稚樹伐りばかりしてしまってます。森はスカスカなのに林内は暗い……(-_-)。

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