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2013/07/27

自伐竹林家

鹿児島で訪れた農家。ただ主の名刺には「竹林ファーマー」とあったから、竹林家と呼ぶのがふさわしいだろう。

さっそく所有の竹林を案内してもらう。

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美しい……。実にきめ細やかに整備されている。

実は、鹿児島は日本で有数の竹王国。タケノコ生産で福岡と日本一を競っている。

昨年は一位だったとか。



竹林家に尋ねると、なんと10月には早掘りタケノコが出荷できるのだそうだ。さすが鹿児島!

秋タケノコである。そして11月から1月にかけては竹棹を出荷する。これは5年もので製紙チップにするのだ。ちょうど5年ものはタケノコの出が期待できないので、伐らねば竹林が若返らない。それが有価物になるのだからオイシイ。

そして2月より本格的なタケノコ出荷。3月末からは硬くなるので加工用に出荷する。水煮などして保存する商品だ。それが4月末まで。その後はまだ竹棹を伐採・出荷するが、田畑が忙しくなる季節だし、夏は暑いからあまり作業はしない。竹林整備(肥料散布など)を心がけて秋に備える。

……見事な竹の商品サイクルだ。全部自分でやるから、さしづめ自伐竹林家。5年で回るのだから自伐林家より優秀だ(笑)。それも竹林で伐採して玉伐りしたら、作業道までするすると落ちていく仕掛けになっていたり、階段状に竹林地を刻んで、機械を入れるのを楽にしたりとよく工夫されている。収益も高いのである。

おかげで里山の竹林整備が進んでいる。これは鹿児島全体に言えることで、タケノコ出荷が今も盛んなおかげで、山が美しく保たれている。

もともとタケノコを主とした竹農家は近畿圏に多かったのだが、いまや中国産タケノコにやられて放置状態となり、山が竹に浸食されているのと真逆の展開となっている。

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主の三腰さん。定年退職してから竹林ファーマーになったのだそうだ。年齢は、おそらく70後半なのだが、全部一人でやっているという。

が、私はこの竹林ビジネスから林家に応用が効かないかと連想したのは、ちょっと違うことだった。

続く。

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コメント

前にDASH村(鉄腕DASHかな?)が訪れた処かも?
自分の地元、三河湾岸では放置竹林が非度くって県道(主要地方道)の真ん中からタケノコが頭出したことも有る程です・・・。
地元のボランティアが駆除をしてるんだけど、地主によっては「ご先祖さまが折角植えた大切な竹林を伐るなんてもっての外!」と一括される事も有ります・・・
何がどう違うのか続きが楽しみです!? o(^-^)o ワクワク

テレビに出たことがあるかもしれませんね。結構、地元では有名人らしかったから。

さて、続きはまた明日(~_~;)。期待を裏切るかもしれません……。

すごーい。

けど、期待を裏切るって・・・・・。

職場のある熊本県山都町でも、
直売所でよく干し筍売ってます。
山地はそういった保存食が豊富で、
驚かされるし、勉強になります。
今気になるのは、「焼き米」・・・・。

干し筍! あれ、もどすのに時間がかかりますが、結構癖になる味(^o^)。でも、筍というより、竹そのものみたいなのもある……。

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