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2013/08/04

洋紙の原料って?

ちょっと覚書。

紙、つまり洋紙の材料と聞かれれば、誰しも思い浮かべるのはパルプ。

パルプにもいろいろあるが、一般的には木材パルプ。樹木をすりつぶすようにして繊維を取り出したものだ。ただし、藁半紙があるように、藁、つまり草本系の材料だってある。竹も材料にできる。

そもそも洋紙の発明された頃の素材は、布繊維だった。つまり麻だの綿だの、布にするべき繊維を利用してできたのが紙だ。これは和紙(正確には、中国で作られた紙)も同じだ。そして麻も綿も、みんな草本性の植物繊維。

そして、木材でもリグニンを取り除いていないグラウンドパルプもある。

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写真は、製紙工場の紙を漉く工程。

ドロドロにしたパルプを、巨大な機械のラインで薄い紙にしていくわけだ。



このように見ると、和紙の材料とあんまり変わらない。何をもって和紙と洋紙を区別するとよいのか迷う。

ただ、洋紙の原料はパルプだけではない。とくにコピー洋紙のような上質紙の場合、単に繊維を漉いただけでは、印刷できてるようになる紙ではない。表面が凸凹だし、薄いだけに透けて裏の印刷物が見えると印字しても読みにくい。

そこで透けないように、物質が添加されている。現在多いのは、カオリン(白色粘土など)や炭酸カルシウムだそうだ。そのほか接着剤も添加する。だから燃やすと灰が残る。

実は、これらの無機物の添加剤は、上質紙の場合、全体の20~25%も占める。これは無視できるような量ではあるまい。

このように見ると、紙の材料を木材だとするのは片手落ちかもしれないなあ。

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木製品・木造建築」カテゴリの記事

コメント

コピー用のツルツル用紙は嫌いです。指に馴染まない為、旨く捲れずにイライラします。しっかりと重ねないと滑って散逸する。
滑りが良すぎて(私の場合のみ?!)書いた文字が下手糞字となる。
(廃棄物ホタテ貝殻とかを増量剤にしてるんですかね?!)

ユポ紙も嫌いです。薄手の『セルロイド下敷き』みたいでペコペコしてる。

コピー用紙と言いユポ(合成)紙と言い『樹脂割り箸』に繋がる不気味さを感じます。

字が下手なのを、紙のせいにしてはいけません……(ーー;)。

逆に言えば、紙はパルプだけではないのだから、あまり紙=森林と強調しすぎるのもどうかと思えてきた。

商社に勤めていた知り合いが、ベトナムでパルプ用の植林事業を手がけていました。
確か、バイオで世代交代しないアカシアで植林~伐採のサイクルを作っていました。
たった7年で、伐採可能な大きさまで育ち、毎年1万ヘクタール植林、同面積の伐採を続けるとか。

さらに周辺住民に苗木を配り、自宅で育ったら買い取るというシステムも行っていました。
これは、日本の「娘が生まれたら桐の木を~」がヒントになっているそうです。

現在、日本の製紙原料は7~8割がた海外から調達していますね。それは、ほぼ植林木だと聞きます。アカシアやユーカリだろうなあ。
造林地の元の姿は何か、というのが問題ですが(原生林を伐採したのか、原野だったのか)、とりあえずは緑化になるのでしょう。また地元住民とウィンウィンの関係を築いてもらいたいものです。

もっとも、日本の紙の約6割は再生紙原料ですが。

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