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森と林業の本

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2013/09/17

観光ボランティア泣かせ(~_~;)

京都・滋賀の水害地区の皆さんは御愁傷様です。昨日は、大変だったようで……福知山の大江町は私も幾度か通っているところで、テレビの映像はちょっと辛かったです。。。

実は、昨日はお客さんが来ていた。奈良はほとんど来たことがないというので、せっかくだからと奈良観光のつもりで平城宮跡を訪れた。だだっぴろい草原の宮跡と、その中を走る近鉄電車と、復元された朱雀門と大極殿である。

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朱雀門

台風一過直後だから、客は少なかった。少し雨も残っていたしね。

そのうえ大極殿の周りは、道路も草原も冠水、湖のように水の世界が広がっていた。う~ん、水上に浮かぶ宮殿か。古代都市テノチティトランみたいだ(この言葉の意味がわかる人、少ないか……。)これで奈良時代をイメージしてもらいたい。

もちろん、私たちは、そんなことをものともせず、ジャブジャブと泳いで大極殿にたどり着いたのである。岸辺にたどり着くと、ブルブルッと水を払って、大極殿に入る。

大極殿は、かつて天皇の国事行為を行った場所だ。賓客と会うためだけに、こんなデカイ建物を建ててしまった。東大寺の大仏殿に次ぐ巨大木造建築物なのである。

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これは大極殿を後ろから見たところ。

こちらは水に浸かっていなかった。

ところで、ここには観光ボランティアがいた。無料でガイドしてくれるのである。別に要請していないが、勝手に我々について解説してくれる。

しかし、お客さんも林業関係者だけに、興味は木材に行くのだよ。いくら歴史を解説してくれても興味を示さないのだよ。

直径70~80センチ級のヒノキの丸柱が60本ばかり林立し、屋根の重さを受ける部分にはケヤキ材を使っている。そんなところに感激し、表面に塗られたベンガラの塗料について語り、輪切りされた見本の年輪を読む。

この年輪の乱れのある年代には何があったか。

傷がついたようだが、隣の木を伐採したか風で倒れてきてぶつかり、樹皮を剥いたに違いない。それを数年で巻き込んでいるから年輪幅は広い。しかし、その年輪の反対側はほとんど生長していないよ。それは傷を治すために栄養をこちら側に回したから……等々、マニアックな話(~_~;)。

そもそも、これだけの大木をどこから集めてきたか。紀伊半島だって? いやあ、業者のいうことは信用ならないから、全国からかき集めたに違いない。きっと九州のヒノキが混じっているよ。産地詐称だな。価格は山主にはいくら払って、業者はいくら受け取り、それを文化庁に引き渡すときは○○倍に……。儲けたの誰?

あ、この写真の森は吉野だね。幹に書き付けあるから。でも、太さがバラバラなのはなぜか。細い幹が林立する中に大木がある。これはきっと……と、こんな話題に観光ボランティアがついて来れるわけない(笑)。

こんな話ばかりしているのだから、ガイドしがいがないだろう(⌒ー⌒)。

でも、喜んでもらえたのならよかった。次は泳がずにたどり着きたいv(^o^)v。

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コメント

なんとも幻想的な風景でしたね☆
そんなマニアックな話しばかりでしたっけ?(笑)
又、偏った話ししに参ります。
有り難うございました。

よく泳いでたどり着けましたね。さすがカエル……ヾ(- -;)。

次の奈良観光はどこがいいでしょうか。やっぱり大仏様? シカは山で見飽きている?

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