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森と林業の本

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2013/09/27

馬搬シンポにて

昨日は、朝から雨。持って行った折り畳み傘の骨が折れたので、改めて購入した(大型の)傘でホテルを出る。そして地下鉄に乗って目的地の駅に着くと止んでいた……。

おかげで傘は持て余したが、やっぱり私は「最近、晴れ男」(^o^)。

さて、本日の目的の一つは、衆議院議員会館の会場で開かれた「日英馬搬シンポジウム」への参加である。

馬搬とは、その字のごとく、馬による木材の搬出。昔は当たり前のようにあったものが、今では風前の灯火だ。ところが、それを再び振興しようという動きが起きている。

ただ私は、岩手の遠野でささやかにやっているかと思ったのに、いつのまにやら大きなイベントになっていた(^o^)。シンポでは、イギリスの馬搬会の前会長を招聘して、C・W・ニコル氏がゲストなのである。そして同時通訳もつく。高くついただろうなあ……。

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こんな会場。円形テーブルの会議場を使ったので、観客というよりは会議参加者の感覚か。80人くらいは入っていたかな。

顔なじみの女性もちらほらいたほか、何かと知った顔がたくさんいる。私の席の横に座ったのは、土佐の森救援隊の中島さんだもんね。

シンポは、結構盛りだくさんの演者が取っかえ引っかえ登場する感じ。ただ内容に関しては、中島さんと二人でツッコミつつ、シンポの裏話について意見交換。結構笑い話があるのだ。彼とは、そのうちじっくりゆっくり、喧嘩にならないよう(^^;)、議論したい。

意外と言っては失礼だが、面白かったのは、遠野馬搬振興会の岩間敬さんの話。朴訥ながら、ツボを押さえてくれる。しかもアイデアマンのようだし、彼を中心に運動が盛り上がった事情がわかった気がする。

一方、もっとも盛り上がったのは、ニコルさんの林野庁批判(~_~;)。冒頭に林野庁の部長(予定では長官だった)の挨拶はあったのだが、ペーパー棒読みに近い内容だし、挨拶が終わったらそそくさと席を立ったことに怒り心頭。ニコルさんの「アファンの森」に連続した国有林がいかに荒れているかも追求。

やはり途中退席したら、後で何を言われるか覚悟しないとね。私も、このシンポの直後に約束があって、もし延長になったら途中で退席しようかと思っていたが、かろうじてせずに済んでよかった(⌒ー⌒)。

とはいえ、馬搬を通じて考えることはあったよ。それは……。

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英国馬搬会(ブリティッシュ・ホース・ロガーズ)の前会長にして、英国馬搬公益信託法人のダグ・ジョイナー会長。

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コメント

私が活動している里山フィールドでも『馬飼い』の企画を温めています。
・・・ホースライディングとか乗馬セラピーとか言っておりますが、私としてはむしろ『馬搬』を狙っています。ま、全部を担わせることも可能だと思っていますが、課題は→『毎日、馬の世話をする人材の確保が最大のポイントだよ』と。

馬飼いスタッフと施設と馬その物の購入費それに『常時馬を確保せねばならないリスク』(死んだら直ちに替わりを用意する)等を考えると相当の予算を組んで臨まねばならない。それに対する『対価』を考えると、そんなに「旨い」話ではないと思いますが、『日米馬搬シンポジウム』の続報を是非、宜しくお願いします。

 ベンツ仙人様。
 私はサラリーマンしながら、馬を飼っておりますので、問題ありません。むしろ、私は忙しい方の部類の人間かと思っております。でも、どうにか飼っております。それよりも馬を理解出来る方が近くにいる方が重要だとおもいます。協力者がおられればより良いです。獣医とか、馬術されている方とか。
 対価?むしろそんな考えをするのであれば小型のトラクターで良いかと思います。なぜ馬なのか?をもっと深く考えれば答えは出るかと思います。基本、農林型のシステムですし、夏とか山に行かない時期には違う利用を考えれば良いかと思います。1本槍で馬搬は厳しいかと思います。
 
  いろいろ手出ししにくいと思ったら、小さい馬から始めれたら良いかと思います。大きい馬、小さい馬と利用の仕方はいろいろありますし。出来る範囲で行えば良いかと思いのではないかと思います。

 手っとり早く、岩手の方へ出向くのが良いかと思います。私は遠野へ行ってすぐに馬を飼いましたが、馬搬をやりたいと言って実際行っている人は少ないです。しかし、これからはどんどん増えると思います。本職でなくても、アマチュアでも良いですから。

 

「対価」は、たとえば「森を持つ」というのと同じ次元じゃないかなあ。
利益は出なくても満足するような。

だから、馬搬のオーナーを募集したら、結構集まるかも。競馬の馬主より安く、馬のオーナーになって、普段の世話や調教は遠野なり馬の専門家のいるところに預けて任せる。そんな制度つくったら、資金は集まるかも。

8-mori様へ アドバイス有難うございます。

件のフィールドとは→千葉県君津市でして、その隣の木更津市に住む知人はその昔熊本阿蘇(阿蘇千里)でホースライディングインストラクターをしていた由。
その彼が当該=君津=の110haのフィールドを駆け巡る(否、多分、歩き回る!!)『観光的乗馬』をやりたいと言うのです。

ということで、馬・全般に関する経験者は居ります。が、
この先の展望が開け無い今の私が、『何とか出来ると思えるかどうか』、そこが課題』です。

ベンツ仙人さま。
願うと叶うで良いかと思います。単純に本気度だけかと。どの世界、どの分野どれも同じですね。10年でも、20年でもかけて行う事を楽しみにしております。

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