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森と林業と田舎の本

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2013/09/22

古事の森のシンポなのに

連休2日目。読む人、少ないと思うんだけどなあ。。。まあ、愚痴の続きみたいな気持ちで(^^;)。

今日は朝から奈良女子大学で「春日奥山古事の森」というシンポジウムが開かれたので覗きに行ってきた。副題は「木造建築物の技術継承」。

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さすが、奈良女子大。キャンパス内にたむろするシカ。

バックが、記念講堂で文化財指定の木造建築物。

古事の森を知っているだろうか。故・立松和平の提唱で始まった樹齢200~400年のヒノキやケヤキを中心とした森をつくる運動だ。ようするに文化財に指定されたような木造建築物の修復用の木材を生産するため、ということで10年ほど前から行われている。

実は京都で開かれた、この事業の始まった最初のシンポジウムに私は参加している。だから、10年後どうなったか聞いてみるか、という気持ちがあった。もちろん副題のとおり、建築物が主題になっていることはわかっていたが。。。

それでも実質主催は、林野庁近畿中国森林管理局なんだから、そこそこ期待する。

が、古事の森の話は、冒頭の3分くらいだったかな(-_-メ;)。

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貴重な、古事の森に触れた部分。

結局、今どうなっているかわからなかった。案外、最初に植えた苗は枯れていたりして(^^;)。もともと200年伐らずに残せるとは信じていないけどね。

まあ、いい。そんなもんだ。

会場はちょっと珍しいほど満席。しかし、9割がたは、歴史と建築・文化財に興味を持つ人々だろう。お年を召した方が目立つが、たまにいる若い女性は学生だろうか。彼女らも建築分野に関わっているようだ。森目当てはねえ……。

実は、私も生駒山関係のフォーラムに幾度か出席しているのだが、テーマは歴史と自然に分かれていて、参加者が圧倒的に多いのは歴史なのだよ。自然テーマではガクンと参加者が減るのだよ。人々の興味を引くのは何か、考えるのに参考になります(開き直り)。

ちなみに、パネルディスカッションはいただけない。ディスカッションではなく、個別の小講演会化している。私は最後までいなかった(午後は法事があった)が、残り30分を切っているのに、まったく意見交換なし。

もうシンポジウムじゃない。どこでもこの手のシンポが多いのだが、パネラーがお互い意見・反論異論を述べるような展開はほとんどない。自分の話だけ。ホント、つまらないのだ。

始めから講演3本立て4本立てとでも表記しておけばいいのに。

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コメント

今日も、『お説、御意にござります』。いつぞや『田中さんとお会いした『東京でのシンポジウムだかパネルディスカッション』が、同様でしたね。
田中さんは壇上でパネラーを務める(担う)べきだと、思いましたよ。(いや、あのような展開だと今日のような『愚痴こぼし』必至かも)

そうそう、当日に『林業界の有名人』が基調講演(確か?)をやっておられました。

「御意」は止めてください(^^;)。『ぎょぎょ』ならいいです(謎)。

私がコーディネートすると、たいていパネラーをかみ合わせる。でも、パネラーは嫌がる(~_~;)。

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