古本市で見かけたもの
大阪の古本市に足を運んだ。
とくにお目当てがあったわけではなく、まあ息抜き。本を眺めているうちに、何かとアイデアが湧くこともあるし。新刊書はイマイチなのだが、古い、だからこそ目を引く本が、刺激になる。
実際、ちょっとした執筆のヒントを得ることができた。
そして、つい余計な本まで購入してしまう。通常なら、買わないものまで多少の割引で「ま、いいかあ」と手を伸ばす。もちろん、掘り出し物もたまには当たる。
それはそれで楽しい。が、それとは別の本探しもあるのだ。
それが、ここにあることが痛痒し。
もう一つ。
ここに並ぶということは、誰かが処分したということだ。
それは、面白くなかったとか、もう読むことはないだろうとか、所有者が「過去を捨てたい」と思ったとか…(~_~;)。
もっとも、古本屋の店頭で見つけることがてきたというのは、店主が「まだ売れる」とにらんだとも言える。売れないと感じた本は、そのまま本当の処分、つまりゴミに出される。
あるいは、たくさん出回ったから、その一部が古書業界に流れ込んだと考えることもできる。
もっとも、出版部数を知っている私は、あんまりそのように考えられない( ̄ー ̄)。
ともあれ、第二の人生ならぬ未来の読者に出会ってくれ。
« 一日だけのキノコ日記 | トップページ | コンクリートジャングルに「壁面緑化」が似合う »
「書評・番組評・反響」カテゴリの記事
- ブックファースト新宿の「名著百選」(2024.11.12)
- 朝ドラで気づく土倉家の物語(2024.10.23)
- 読めるか?読まずして語るな!『鯨鯢の鰓にかく』(2024.10.20)
- 『図説日本の森林』のテーマ(2024.10.07)
- 日本ジャーナリスト会議『盗伐』書評(2024.09.02)
おや。
モリコロがオキナワ本に囲まれている。(^^;
過去を捨てたい。。ま、断捨離実行者かもしれませんなあ。。
投稿: 熊(♀) | 2013/09/13 22:10
ああ、この本は『森コロ』ではありません。『森コロ』と言えば『だれが日本の「森」を殺すのか』。。。
こちらは通称『森・森』(『「森を守れ」は森を殺す』と呼ばれています。
でも、まわりは皆「沖縄本」だな。
投稿: 田中淳夫 | 2013/09/13 22:24