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森と林業の本

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2013/09/18

生駒山はオレの庭

台風一過の青空の元、少し運動がてらに歩きに出た。

まずは宝山寺まで旧参道を伝って登る。デコボコの石畳なのだが、ほとんど斜面を直登しているから、結構きつい。門前で一息ついてお参りして下ることにした。登り口に車を置いているから、元の位置まで行かねばならない。

とはいえ、同じ道をもどっては面白くない。あくまで散歩だから、無理なく、そして違った景色を見ながら歩きたい。

まずは「岩屋の滝」に向かい、見晴らしのよい道を抜け……この辺りは、知り尽くしているのだよ。どこをどう歩いても、どこに出るか見当がつく( ̄^ ̄)。

とはいえ、見たくないものもある。

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谷に、ゴミの不法投棄が行われていた。一面に広がり、結構な規模だ。しかも急斜面だから、回収するのは難しいだろう。

やっぱり、日本人に「森の立ち入り権」は与えられないかもなあ。

今回選んだのは、某別荘地域。ここは袋小路なのだが、一番下まで下ってしまうと、その下の住宅街まではすぐだ。

以前来たときは、道の終点から森の中を数十メートル分け入ると、すぐに住宅街に出られた。たいして苦労しなかったから、そこを通って、出発点までもどろう。

そして別荘街に入る。街というが、実はこの地区の敷地は売れ残りばかりで、家はあまり建っていない。だから森の中の一軒家みたいな別荘ばかり。なかには豪邸もあるが、うらぶれたところも、無人の廃屋も……。

だいたい奥までたどり着いた。

さあ、ここから森をひとくぐりするか。。。しかし、大雨でかなり荒れているなあ。山道か水の流れた跡か区別がつかないよ。

しかも、見知らぬ道が2本。あれ、新しく道を入れたのか。どちらを行く? 方向的にはこちらだが、道の出来はこちらの方がいい。

むろん、散歩なんだから無理したくはない。やはり道幅が広く通りやすい方に。方向は後で修復できるだろう。。昔より短い距離で森を抜けられるんじゃないかな。

あれれ、道にキャタピラの跡が。ヘンな小屋があって、小型のブルドーザーが置いてあって、道が終わった! いや、その奥に細い山道がある。しかし、水が流れている……。しかもアップダウンがきつくなってきたよ。方向はどちらに進んでいるんだ?

あ、行き止まり。いや、こちらに分岐が。道?獣路?それとも川?足元は泥だらけじゃないか。倒木あるし。草が生い茂っているし(泣)。

もう数十メートルなんてもんじゃない。昔の記憶はどこに行った。そもそも、昔来た道と違う。

それでもズンズン行くのだよ。もどるという選択肢はないのだよ。かき分けかき分け、あ、高速道路が見えるじゃないか。随分遠いけど。目的地からすっかり離れてしまったのか。でも、見える方向がおかしい。全然違う方向に進んでしまったのだろう。これは遭難か……。

不意に崩れかけた小屋に出くわし、その先に畑があった。すぐ向こうに新興住宅地。明るい日差しが暑いほど。出発点はすぐ近くだ。お見事。狙いどおり。

こ、こんなもんだよ。たいしたことなかったな。森も深くなかったし。道が消えても心配することなんかない。生駒山なんて、オレにとっちゃ庭だな。この程度を遭難なんて言わないのだよ。覚えておきたまえ(・_・)。

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生駒山中・身近な自然」カテゴリの記事

コメント

あっているものに〇をつけよ。

1.筆者は遭難するほど広い庭を持っている。
2.筆者の趣味は散歩に見せかけた遭難である。
3.筆者は、ほんとは不安だったのに平気なふりをしている。
4.今回の遭難も筆者の生きざまを暗示している。

もちろん、1番です。
2番、3番……間違っても4番ではないです。4番はあり得ないです。4番は問題外です。4番じゃないってば(泣)。

答えと解説

普通に読んだら、正解は3ですが、
2と4も、決して間違いではないので、あたりとします。
1は明らかに違います。タイトルにだまされないように。

そうなんですね・・・・。
1番ではなかった。

最近、北方謙三の水滸伝を読み返したりしているので、4番かと思いました。
そうなんだ。

(泣)。。。

そうなんだ、って納得しないでください。

↑ 期待を違えぬ、楽しい掛け合い!!

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