萌える量子論
つい衝動買いしてしまった。。。。
『ねこ耳少女の量子論 萌える最新物理学』。
量子論を、漫画、それも萌えるキャラで描いたというので……。
私は、自然科学系の学問ならほぼすべて(広く浅く)マスターしている( ̄^ ̄)のだが、唯一、物理学はわからん。なかでも量子論はわからん。ヒッグス粒子の発見と、今回のノーベル賞受賞には興奮したのだが、実は内容はわかっておらん(~_~;)。
そんな時に、こんな本が目の前にあれば手に取ってしまうではないか。
なったってマンガで解説しているのだよ。しかも萌えキャラだよ。ねこ耳だよ。
見よ、萌えキャラ、アイリちゃんを。
これで量子論を解説されたら、わかっていなくたって、「わかった!」と応えるでしょう(~_~;)。
ちゃんとねこ耳なのだ。で、ものすごく量子論に詳しいというか、興味をもっている。
萌えキャラと、頭の中だけの量子論の図形化が意外とマッチしている。
ニュートン力学とアインシュタインの相対性理論の関係とか、
重力だって説明してくれる。
……で、なんとなく、わかった\(^o^)/。
素粒子と量子の違いも。
光が粒子と波の両方の性質を持っている意味も。
量子テレポーテーションも。
超ひも理論も。
シュレディンガーの猫も。猫は生きているか死んでいるかも。
いやあ。永年の謎が解けたよ(笑)。
わからないのは、なぜキャラがねこ耳なのか、ということだけ。
読み終えたところに、物理学を専攻する娘が久し振りに帰省したので「これで勉強するように」と渡しておいた。これさえ読めば、大学の授業もついて行けるだろう。
……で、今晩、ついTVで『安堂ロイド』を見ていたら、冒頭はキムタクの解説する量子論だった。う~ん。この番組、どうせなら「ねこ耳少女」を主人公にしたらよかったのに。。。。
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私は51年前に、理学部物理科を卒業しました。在学中は量子力学(理論物理学)の授業はさっぱり分かりませんでした。シュレーディンガーの式等もさっぱり分かりませんでした。
今の歳に成ってやさしい宇宙論、素粒子論(量子力学)に関する文庫本を読んでみました。宇宙論ではアインシュタインの空間論(空間のひずみ)やブラックホールが有る事や、ダークマターが謎のものだとか、素粒子論では原子、原子核、クォーク等の理論は確立しているとか。また、つい最近、ニュートリノにが質量が有るとか、素粒子に質量を与えているビックス粒子が見つかったとか、いろんな事が書いて有ります。
しかし、宇宙論(ビッブバーンを含め)と素粒子論を合わせると言う統一場理論はまだ完成していないらしい。
私は、人類が科学の力で全てのものを全て解明出来るとは思っていません。切りなく分からない事が延々と出て来ると思っています。
投稿: tom-j | 2013/10/14 18:54
51年前の量子論と今では、随分変わってしまったでしょうね。
数式は、もはや異世界だし。
宇宙論と素粒子論をまとめる統一場理論が「超ひも理論」仮説らしい(ねこ耳少女による)が、理屈より「ああ、超ひも理論て、そういう位置づけだったのね」とわかっただけで満足です(^-^)。
投稿: 田中淳夫 | 2013/10/14 20:42