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2013/10/23

昔の箪笥

引っ越し後の片づけ、まだまだ尾を引いている。

毎日、大型ゴミを捨てに行っているので、なんだか係員と顔なじみ(^^;)。

で、本日の大物は箪笥である。私の寿命より長く使われていたと思われる母の遺品。しかし、これ以上部屋を占領されると身動きならない。

そこで処分したのだが、見た目は桐箪笥の実態は……。

Dscf3108


この通り、表面に薄く化粧張りした代物でした。

そして本体はスギ板だろう。

まあ、戦後すぐには、こんな品が出回ったのだろう。家具にスギ材を使っていたことは、ちょっと驚く。


少なくても機能的には問題ない。

Dscf3110


引き出しのある中も、こんな具合。

全部杉板だ。

造りは結構荒く、そんなに腕のよい職人ではなかったろう。

部分によっては、鉛筆で引いた線が残り、釘もむき出し。いかにも大量生産した家具だ。

また細かな造作は、下手なりに(^^;)、ちゃんと作ってある。昔は、それが当たり前だったのではないか。

ただ、合板やパーティクルボートで作られ故多フラッシュ家具のような安物さは感じられない。木を使っている、という感じがする。

改めて、スギ材の家具を作れば、それなりの味が出せるのではないかね。

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木製品・木造建築」カテゴリの記事

コメント

「見た目は桐箪笥の実態は……。この通り、表面に薄く化粧張りした代物でした。
そして本体はスギ板だろう。まあ、戦後すぐには、こんな品が出回ったのだろう。家具にスギ材を使っていたことは、ちょっと驚く。少なくても機能的には問題ない」

と、書いてあるのを読んで、へえー、そうでしたかと私も驚きました。
いかに杉がよく使われていたかの例ですね。杉板の表面に桐の板を化粧張りしたとは、今なら表面にプラスチック製の化粧板を張り合わせますね。
これからは、大量にある杉材で家具を作るというのもいいですね。デザインを考えてエコなスギ材の家具づくりが進むといいですね。いっそ、スギダラケ倶楽部のように、スギ材で作った家具のコンペでも開きましょうか。
洋服箪笥はチークとか、広葉樹の家具材が一般的ですが、針葉樹のスギを活用した家具のコンペも面白いですね。
安くて、かつエコな家具の開発をしましょう!                    杉文化研究所所長より

すべて桐で作製すれば大変高価な箪笥になる訳ですから、このように杉を活用して桐を化粧張りした箪笥なら一般庶民にも買える商品となりますから,桐を化粧張りした箪笥というのもよく理解できます。

これからはスギの複合材(CLT)もありますから、色々と工夫すれば強度もありデザイン性もある面白い家具が作れるかもしれませんね。ぜひ、スギの家具コンペをしたくなりました。大量に出てくる間伐材のスギを活用して、これからの生活にあれば便利な商品開発をしませんか。

ご無沙汰?しています、建具屋・都築@三河湾岸です。
逆に自分は表面以外に杉を使った箪笥を皆さんがご存知なかったので驚いていますです。
自分のお袋の使ってた(嫁入りに持ってきた)箪笥はこの通りでした。
この業界人になってからお袋に聞いたら、当時は箪笥には松竹梅?があって裏板や引出まで桐を使ったのはスゴク大家さん(お金持ち)が買えるくらいで、表面以外に杉板を使った箪笥が標準でそれも買えないと(それでも嫁入り道具を支度したんですね・・・)すべて杉板で出来たのもあったそうです。

尤もこれは「杉の下見板」を主に産出してた三河地方独特だったのかも判りませんけど・・・

今では桐箪笥そのものがムクだろうが張りぼてだろうが絶滅危惧IAに分類されそうですね。

最近でこそスギなど針葉樹材の家具も目立つようになりましたが、昔からスギで家具を作っていたとは知りませんでした。
スギのような軟らかい材でも、箪笥は長持ちしていたのだから、十分使えるのでしょう。
今なら「安物」扱いではなく、斬新なデザインの杉家具を広めることもできるかもしれないですね。杉文化研究所の高桑センセイもいらっしゃることだし(^o^)。

ついしん
田中さんの母堂様も自分のお袋と近い世代と思います(田中さんと自分は同じ '59年製 (;^_^A・・・)んで、このタンスは家具専門職が造ったのではなくって、昔は集落(200戸~400戸程)に1軒づつ在った「指物屋」の仕業かもわかりませんね。
お袋のタンスはそうだったって言ってました。
因みに自分の住んでる愛知県の旧幡豆郡一色町に現存するイチバン歴史・伝統のある?建具屋さんの初代は「くわ指物屋」だったそうで・・・
あっ!「桑指物」ではありませんよ!? 「鍬指物」です。
明治中期頃までは鉄製のクワは相当の高級品だったんですかね?
鍬だけじゃあなくって唐箕みたいな他の農機具や大八車とか今で言う「システムキッチン」なんかを造って生計をたててたんでしょうね。

なんか、わかる様な気がします。
この箪笥を観察すると、細かな技術はたいしたことない。隙間もあるし。でも、切り口や角の細工など、今なら(組立家具なら)無視するようなところも手当してあって、それなりにていねいに作ったことが伝わってきます。
指物師かどうかはわかりませんが、本職じゃない、でも職人なのかもしれません。

建具屋の方が針葉樹材を扱い方がわかっているケースもあるでしょう。

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