丸岡城の穴場的愉しみ方
昨日に続いて、福井の丸岡城。
実は、この小さな城には、意外な楽しみ方があった。
これは、1階に置かれたジオラマ模型。ありし日の丸岡城とそれを取り巻く城下町である。
今は堀も埋められているし、周りは住宅地だから随分様子が違う。
が、そんなことを見るだけではダメよん。
おや、これは「くの一」か。
こっそり(と言っても赤装束は目立つけど)登って侵入するスパイだ!
これは警戒しなければ。急いで城の警備を強化。怪しい者はほかにいぬか。
]こちらにも忍者が塀の上を走る。
……別に地面を走ってもよいと思うだが。
というように、この模型の中に、忍者が3人、くの一が2人いるそうだ。ほかに犬やニワトリも……。それを探すのに必死になってしまう。
残念ながら、とても全部は発見できなかった。しかし、このマニアックな仕掛けのおかげで、模型を随分眺めたし、城全体に親近感が湧いた。
わずかな仕掛けで客を楽しませる、これこそ、お・も・て・な・し、かもしれん。
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これは、おもしろいですね!
投稿: 林直樹 | 2013/10/07 22:05
城に限らず、自分たちの町でこんなジオラマつくれば、地元学も発展するでしょう。
……あ、福井では、講演でも地元学を紹介したけど、このジオラマを取り入れたらよかったな。
投稿: 田中淳夫 | 2013/10/07 22:28
すみません、私は良く知らないのですが、コビトとは別の系統の楽しみ方なのでしょうか?
投稿: 沢畑 | 2013/10/08 22:44
コビトとは違う世界ですね。コビトは、実在しますから。……あ、もしかしてコビトは忍者?
投稿: 田中淳夫 | 2013/10/08 23:28