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森と林業の本

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2013/11/17

未踏峰巡り

この1、2ヶ月、公私に渡りドタバタしており、思索にふける(ダラダラするともいう)こともままならずストレスも溜まった。

幸い、ここ数日落ち着き(仕事がなくなったともいう)、久しぶりに森を歩くかと家を出た。

最初は、新居の裏山をゆっくりハイキングコースでもたどって生駒山上まで行こうと思ったのだが、いざ住宅街からそれた途端、気が変わった。やっぱり、未知のところを進まないと面白くないではないか。探検(遭難ともいう)だよ、探検。探検こそ、もっともストレス解消になるのだ。

そこで目指したのは、生駒山の未踏峰である。生駒山には、非常に狭い谷と尾根が織りなしているが、尾根筋にも高低があり、飛び出した峰が結構ある。それらは、きっと未踏峰だ。だって、道のない、ブッシュに覆われた地域の峰に好き好んで行く者がいるとは思えないからだ。それを目指して進むのだ。

そこでたどったのは獣道だ。獣道をバカにしては行けない。おそらくイノシシやタヌキの通り道だろう。途中で途切れるように見えて、それは人の目から途切れるだけで、彼らの視点ではちゃんと続いている。

Photo


これなどわかりやすいが、斜面を細い獣の踏み分け跡があり、倒木をくぐっている。人は、倒木をくぐれずに諦めるから道がなくなったように思うのだよ。

ほかにもブッシュや木立でも、消えたようでいて、獣にとってはスイスイ進んだ跡がある。

実際は尾根筋に、獣道が多く通る。

そこには、小さな峰がある。

それが未踏峰だ(^o^)。

005


ほれ、これもその一つ。木が生えてわかりにくいが、周りより高い。だから峰だろう。

生駒山が禿山だった頃はどうかわからないが、少なくてもここ数十年は誰も来たことがないに違いない。

こんな「ここ数十年の未踏峰」を次々と制覇。おそらく二度と行けないだろう。

これで私も生駒3大探検家の一人である。あと二人は誰か空欄にしておくが。

しかし、意外なところに平坦な土地があったり、草木の生えていない窪地に出たり、となかなか興味深くくて探検気分満喫。ツバキに囲まれた秘密基地を築きたくなるような素敵な場所もあった。

2


生駒山ではほとんと消えた松林にも出くわす。これだけ太いマツが林立しているところは、なかなか珍しい。

思わずマツタケを探してしまった……。

だんだん方向もわからなくなり、私は誰、ここはどこ?と心配になった頃、大きな溜池のほとりに出た。この池はよく知っている。かくして探検は終了したのである。

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