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森と林業の本

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2013/11/08

Y!ニュースに「擬装は木材にもあり」あるいは贋作は罪?

Y!ニュースに「擬装は木材にもあり」書きました。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/tanakaatsuo/20131107-00029591/

ま、これまで何度も指摘してきたことだけど。タイムリーかと思って(~_~;)。たまには便乗もいいでしょ。

しかし、この事件で気づいたのは、食品の擬装は曲がりなりにも販売(景品表示法だったっけ。)とか、いくつかに該当するが、木材の場合はほとんど違法意識がないことだ。仮に「総檜造りの家を建てたぞ」と思っている人が、違う樹種の木材が混ざっていることを知ったら、訴えることができるのだろうか。

美術品の世界では、贋作を掴まされても、それは買った方が悪いという不文律?原則?がある。買い手の目利き能力が問われるからだろう。木材もその域に達しているのかな。

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コメント

おっしゃる通り。木材業界の暗黙の了解=常識は市民社会の非常識です。
それがばれたら10倍返しどころではないことになりますよ。
信用を失ったブランド木材は更に安値となり、相手にされなくなります。
今から、産地をきちんと明示して、いい材はどこであれいいのだという基準(木材の履歴、年輪幅、材の色、ヤング率とか)をQRコードなどで明確にして、木材の認証制度を立ち上げないといけませんね。
確か、天竜川上流の柳原商店のグループは1本1本の木にすべての履歴(いつ誰が植えたか、どんな場所に生えていたか、いつ伐採したか、ヤング率など)をバーコードで打ち込んで販売していますよ。

榊原商店ですね。

偽証する業者は言い訳しても、消費者がなんと思うのか考えているんでしょうか。

CSRも『見える化』を目指すべきだっ!!を提唱する研究者がいまして、・・・
その日の林業施策(体験の成果)をWEB上に情報化して即座に誰でも見えるようにすべきだ、というのです。
間伐した木の位置と画像とをGPS登録する==これこそが『森林GIS』だと。

さすれば(これを利用すれば)、『材木偽装』は避けられますね。

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