画文集「熱帯雨林生命の森」
三連休の夜は、一人静かに読書……。
ブックオフで、こんな本を見つけた。

熱帯雨林 生命の森 画・磯野宏夫 文・湯本貴和
美しいイラストレーションで描かれた熱帯雨林。
それは屋久島から、ボルネオ、アフリカ、アマゾンまで全世界に及ぶ。私には懐かしいパプア・ニューギニアやソロモン諸島まであった。
実際に訪れて描いたものだという。
この本は画文集で、森林学者の湯本貴志和氏との合作だ。
とにかく実写かと思えるほど緻密なのに、絵画独特の奥行きと表現方法で対象の存在感を強く打ち出した美しい絵に目を奪われる。

文の方は、熱帯雨林の魅力と研究の最前線を伝える。
全150頁だが、量的には画と文は半々くらいだろうか。
とくに内容はつながらず、各自が描きたいものを描いたという印象だ。
どこが出版したのかと思って見ると、出版社の名がない。後書きを読んで、ようやく自費出版本だとわかった。
これだけの絵を描く人なのに……。
と思って、磯野宏夫とは何者か? と調べると、ゲーム本の世界では有名らしいし、画家としても高名な方だった。だった、と過去形で書いたのは、なんと今年5月に逝去されていたのだ。
う~ん、残念。しかし画集などは、今もサイトで販売しているらしい。
なかなか一般には目に止まらない本だけど、今回の発見は大金星であった。
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この方の絵、好きでした~~。青が印象的。お亡くなりになっていたとは…。合掌。
しかし素敵な本ですね。自費出版とは驚きです。まだ入手できるかしら…。
投稿: ただっち | 2013/12/21 23:02
お、この絵を知っていましたか。
実は、15日まで東京で遺作個展を開いていたようです……。
画集類はサイトから購入できるほか、Amazonでも出品されているようです。
投稿: 田中淳夫 | 2013/12/21 23:09