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森と林業の本

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2013/12/01

大寒波に期待する?

12月に入った。長期の天気予報によると、今冬はかなり寒くなるとのことである。

夏が酷暑・猛暑だっただけに、熱収支のバランスとって寒くなるだろうなあ、と予想はしていたから、まあ仕方がないと思っている。

そこで、あえて大寒波に期待する。

先にツリーシェルターを紹介したところ、多くの意見や実例をいただいた。なるほど、こんな課題があるのかとか、制度上の不備なども感じる。また、ちょっと難癖じゃないかとか、もっとトータルな目で見るべきではないか、といった感想も持てた。
とはいえ、獣害が広がる一方なんだから、なんでも試してみる価値はあるだろう。

そこで! 大寒波である。単に寒いのは困るが、思いっきり雪が降ることを期待する。そして積雪が永く続くことを……。

山に雪が積もれば、シカやイノシシは動けなくなる。とくにイノシシは足が短いので、積雪が深いと鼻が雪の上に出ずに息ができない(^^;)。シカだって、深い雪では歩けなくなる。すると餌を求めて動けなくなる。もちろん小ジカほど影響は大きい。

これで餓死すれば、あっという間に生息数は減るだろう。

残酷なようだが、歴史的(地球史的)にそうして冬を生き延びられない個体が多かったから生息数が保たれた側面があることを忘れてはならない。それが近年の温暖化で積雪が減ったために、越冬するシカやイノシシが増えて爆発的に増えたのだ。

ここは、自然の回復力としての積雪に期待しよう。山に深い積雪が1ヶ月以上続けば、かなりの間引き効果が期待できるのではなかろうか。ここでも自然界のバランスシートが活かされるのだ。

え? 積雪が多いと人間の生活にも影響が出る? 雪下ろしが大変?  林業も仕事ができなくなる? 交通が麻痺する?  知らんよ。人間様は自分で工夫して生き延びるのだよ。

ま、私のところも急坂ばかりだから、雪が積もれば家から出られなくなるかもしれんから、食料買いだめしておこうかな。

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コメント

大寒波で小躍りして喜ぶのはアイスクライマーだけやろなー
でも今期あんまり山に入れないんで複雑な心境

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