筏、届く。
突然届いたダンボール。
開けてみると、入っていたのは「筏」だった……。
かつて吉野川を流した筏の模型なのである。ただし2連だけ。
なかなか精巧だ。先頭は1段だが2連目は丸太が2段になっている。結び方などもよく再現している。
限りなく本物に近いから、流送の研究材料になるだろう。
丸太の太さが、5ミリ前後だから、本物の筏が仮に30センチ級だとしたら、単純には60分の1模型ということになる。20センチ級なら40分の1か。
同じものが民俗資料館に展示しているそうだ。年末の思いもしなかったプレゼントになったなあ。
送り主は、某奈良県の某郷土史家。35年前に、吉野の最後の筏師中西完治氏に頼んでつくってもらったものだという。ただし、あまりに巨大すぎて(おそらく12連)、展示できないので先頭2連だけを残して捨ててしまったという……。ああ、もったいない。
彼とは、土倉庄三郎を調べている際に知り合った。多くの資料を提供してもらっている。彼の家自体が土倉家と縁戚関係(土倉平三郎系)にあるうえ、土倉家逼塞の折りには、かなり土倉家の山林を引き取ったそうだ。ただ彼の家もその後没落するのだが……。
実は最近も、土倉平三郎の家族の写真コピーを送ってきてくれた。
そろそろ年だし、所蔵物を整理しようとしている中でこの筏が出てきて、捨てるよりはと私の所に送ってきてくれたのである。
貴重な資料だ。感謝。……まあ、私の所だって陳列するところはないのだが(^^;)。
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