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森と林業の本

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2014/01/11

2種類のチェンソーオイル

生駒山の里山再生実験で初回は2時間弱で打ち切ったが、チェンソーオイルが尽きてしまっていた。

そこで買いに行った。もちろんホームセンター。

すると、2種類並んでいた。

Photo


見てのとおり、左が通常の鉱物オイルで、右は生分解性の植物オイル。

肝心なのは価格だ。

398円と899円……。

こ、この差は……!

思わず考え込む。

生分解性オイルをホームセンターにも置き出したのは立派なことだ。これまではなかった。

が、消費者の立場として、どちらを選ぶべきか。

頭の隅でモゴモゴうごめく。

鉱物性オイルを林地にばらまくことは、たしかに土壌によいことではない。しかし、私の使う量はわずかである。1本買って、1年くらいは持つのではないか。当然、間隔も開いていて、自然界はゆっくりながら分解してくれるだろう。しかも面積もしれている。1アール2アール程度だよ? だいたい、これまでも使ってきたのだ。たまたまホームセンターにあるからといって、価格が2倍以上もするオイルを使う必要があるだろうか。また、生分解性オイルは、やはり使いにくいとも聞いたことがある。これを使ってチェンソーが故障したらどうする? ここは、やはり慣れたオイルを使うべきではないだろうか。素人が理想を語って高望みをしたらろくなことがない。ここは妙なことを考えずに決断すべきである。

はあ……。私はため息をついて、オイルを手にとった。生分解性の方を。価格が898円する方を。

これが仕事なら、あまり躊躇せずに鉱物性オイルを選んだかもしれない。日々のコスト削減は重要である。が、私のやっているのは趣味の範疇だ。こんなときは背伸びするもの、すべきものだと思っている。

ついでに生分解性オイルの使用体験をしておけば、今後何かの際に意見言えるかもしれないからね(⌒ー⌒)。とりあえずブログネタにはなった。

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コメント

1本買って1年もつなら、1年で500円を余分に払うだけの話なので、遭難力充分の田中さんなら負担にも耐えられるのではないかと思います。

ええ、私の財力からしたら「小さな」ものです……( ̄^ ̄)。

1年で1本はこれまでで、今年はかなり使うかもしれませんね。それでも2本や3本、1000円や1500円くらいなら……ええ、私の財力からしたら「小さい!」ものです……。
(人間が小さいって?)

高い物を使っている! だから『作業そのもの』も高い意識で臨む!!・・・これって、大事です。

高い物を使うと、エリート意識が生まれるんです(笑)。
林業セレブと呼んでくれ(⌒ー⌒)。

二輪乗りの現役時代に憧れていたメーカーのチェーンソーを持っています。大・中・小さらに竹専用、製材専用・・・と。

決して『林業エリート』ではないし『林業セレブ』には縁遠いとしても、
『確かなものを保有している』その事は(意味無くも)『一人自身の自信』です。(苦笑)

競技用(トライアル)単車が4スト中心になってしまった昨今ですが、
有名ブランドの植物オイルを50:1で入れてブン回す快感を味わう度に思うのです→林業に足を踏み入れて『幸せ!!』・・・チェーンソーに狂う元単車乗りの中年、ですかね!?

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