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森と林業の本

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2014/01/09

生駒駅前の壁面緑化

我が生駒市の近鉄生駒駅北口再開発計画がいよいよ完成に近づいている。

長年揉め続けて、おかげで放置状態だったため、未完成状態のままの見すぼらしい駅前が、なんとか形になりそうだ。

と言っても、侃々諤々の末に決まったのがマンション街とは…… ショッピングセンターや公共施設をつくって赤字抱えるより無難だが、面白みのない結論だ。これが町の顔になるのか。。。しかも生駒らしさどころか奈良らしさもない、ニュータウンに有りがちのデザインなのである。ま、完成前から文句いうのはこれくらいにしよう。

そんなことは地元の人以外は興味がないだろうから、別の所に書きたいと思うが、一つだけ私の琴線に触れたところをご紹介。

001

このマンションビルの壁面に注目。

そう、部分的に壁面緑化を行うらしい。

面積的には中途半端だが、コストとの兼ね合いか。壁面緑化はつくるだけでなく、維持費もかかる。

まだ未完成だし冬だから映えないが、十分に育てば美しく見えるだろう。




  
 

003


アップすると、緑化植物の色を利用して模様を描いていることがわかる。

これって、結構難しい。ちゃんと育てばいいんだが、一部が枯れたり想定外の育ち方をすると模様がぶれる(^^;)。

とりあえず、頑張って完成させてほしい。

最近は壁面緑化の工法が進歩してきて、各地に誕生している。

実は、私も緑化法としては注目して各地で視察中。
自然の植生とは縁遠いものの、都市部では壁面を無視したら景観が成り立たない。目に映る緑を増やせるなら、なんでもやるべきというのが私の立場である。

最近は緑化率ではなく緑視率という言葉もあって、ある定点から見渡せる視界にどれだけの緑があるか、がポイントになる。それが人間の感情や精神にも影響を与えるという可能性がある。

ちょうど、こんなニュースもネットでは流れている。

「緑に癒される」は本当だった…との英大学調査結果

英エクセター大学医学部のIan Alcock博士が、5年にわたり1,000人以上の被験者のデータを分析した結果、緑の多い都市部に移り住んだ人のメンタルヘルスは急速に回復し、3年経っても良好な状態を保っている

生駒市は、山の方に眼を向ければ十分に緑は多いのだが、街中で目に入る緑を増やす価値はまだまだあるだろう。

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コメント

緑の中で遭難すると、もっと健康になると思います。遭難セラピーで一儲けしませんか?

おおお。壁面緑化の中でどうやって遭難しよう。ロッククライミングならぬグリーンクライミングに挑戦するかなあ。

え? 違う? 

さすがの遭難力を誇る田中さんでも、壁面緑化の中ではなかなか遭難が困難かと思われます。ある程度の広がりのある森でないといけませんが、最低面積はどれくらいで遭難できるものでしょうか?

遭難は心です。気合です。迷おうと思えば……あわわ、意識的に迷っては遭難ではないか。でも、ひょいと道からそれて藪の中に入る気概があれば大丈夫です。目的地は、○○なんだけど、近道するつもりで道からそれて、気づいたら別のところに出ていた……というのが理想ですね。

初級遭難士の試験は、奈良公園で行います。皆さん、気軽に応募してください(^o^)。

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