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2014/02/20

「里山」に幸せはあるか?

里山フォーラムから帰って来た。もちろん帰り道も山の中である……。

それはともかく、里山フォーラムでは何を話し合わせれたのか気になる人もいるだろう。
もちろん、あまりに幅広いのでここで紹介できるものではないが、せっかくだから私がその中で心に残ったフレーズ&感じたことを列記する。

仕方なしに幸福、仕方なしに健康」。

三重県の大杉谷自然学校の大西かおりさんの発表の中の言葉。田舎の人は、それがよいと思ってやっているのではないが、選択肢が少ない生活の中で、結果的に幸せに生きて、健康に暮らしているということ。そして都会人は、快適に、楽しく健康な〔幸せな〕生活を送りたいと頑張れば頑張るほど「不幸で、不健康」になっていく。

幸せの国ブータンの不都合な真実」。

オーストリア人のリングホーファー・マンフレッドさんが早口で力説したブータンで起きている大虐殺と難民大流出。北朝鮮を思わせる恐怖国家ブータンの真実があった。
幸せの国として有名になったブータンの「幸せの現実」は、かなり脚色されたものであり、ブータン政府の巧みなアピールによる詐術だという。そもそも国民が「幸福だ」と言わせる仕掛けがあったのだ。
そういや、私の知り合いにネパールに2年間住んだ後にブータンにも住んだが、「ブータンは楽しくなかった」と言っている。もっと詳しく知らないといけないな。
ちなみに私が聞きたかった「オーストリア人は、森が好きなのか」という質問はどこかに消えてしまった。

里山の社会的価値は何か」。

これは、パネルディスカッションの中で出された命題なのだが、私も含めたパネラーが出した答の一つは、里山は大きく儲からないけど、社会を支えるセーフティネットであり、次の世代を生み出す種火のようなものではないか……。

里山そのものは、現代社会ではお荷物であり生活が成り立たなくなったシステムなのかもしれない。その意味では「幸福ではない」。が、非常時に社会を支えるサブシステムであり、次の幸福の種をインキュベートしている世界だと考えれば……。そんな社会装置としての里山を失えば、極めて不都合な将来になりかねないだろう。

まあ、大の大人が、平日の真っ昼間2日間も費やして合宿しつつ話し合いばかりやっているというのは、参加者は相当幸せな生き方をしているということであるよ。。。

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コメント

ブータンは一昨年仕事で長期行ってた仲間が同様なこと言ってました
やっぱり北朝鮮って
どっか特定欧米系のグループとかが広めてるのかも
ネパーリへの虐待は有名ですよね
ただわたしの仲間は唐辛子と岩塩ばっかの飯が口に合わないんで(笑)
二度と行かないって言ってた

リングさんによると、単にネパール系への虐待ではないらしい。ようするに体制批判は御法度なんですね。
だいたい「国民の97%が幸せと感じている」という統計も、「非常に幸せ」「幸せ」「幸せでない」の3つから選ぶのだし、対面アンケートだから下手な回答できないし……。
トウガラシが主食というのもすごいけど、そもそも新大陸原産のトウガラシが入ってきたのは、かなり最近ですね……。

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