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2014/03/31

森に湿原をつくろう!

ここんところ雨続きだったので、出歩かずに運動不足。

ただし、山に分け入ると、昨日までの雨で濡れているだろうから汚れてしまう。そこで今日は遠くまで散歩に出かけた。そこそこ路のつくられた公園地である。

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こんな吊橋のあるところ。

長さ280メートル、高さ50メートルと、日本でも有数の規模である。

山の景色はまだ静かだったが、樹木の葉芽、花芽ともに膨らんでいたから、そのうち一気に賑やかになるだろう。

さらに距離を伸ばして、湿原にも足を運んだ。

すると、こんな花が。

1

 

水芭蕉?

「夏が来れば思い出す はるかな尾瀬……」と歌になっているから、初夏の花のように思ってしまうが、生駒山では春の花だった(笑)。

湿原も、これから賑やかになるだろう。

この湿原は、谷間の棚田を利用してつくったものだと思う。それが、結構周囲の森の景色にはまっている。森の中の湿地は絵になる。

……それで思いついた。

昨日のYahoo!ニュースでは、小規模皆伐で森林地域内に草原植生を作り出すアイデアを紹介したが、草原と森林の二つの生態系だけでは足りない。もう一つ、湿性植生も欲しい。川や池でもよいが、やはり豊かな生物が育まれるのは湿原だ。

湿原という水辺をつくれば、水源涵養を誇れるだけでなく、一気に動植物の多様性は増す。とくに水棲昆虫や植物が増える。ホタルを森林内に群舞させることも夢ではない。おそらく野生鳥獣も水場として求めるだろう。

皆伐で草原なら、放棄棚田に湿原をつくらないか。雑草雑木を伐り払い、少し水が溜まる窪みをつくって水を流れ込むようにすれば、あとは時間がつくってくれるだろう。これで里山の生態系はぐっと多様になる。

いや人工林だって試みる可能性はなきにしもあらず。結構、山林内に窪地は多いからだ。しかも多くのせせらぎもある。少しせき止めるだけで湿地ができる。
その周辺には、湿気に強いスギのほかコウヤマキとかヌマスギ(ラクウショウ)を植えるという手もある。カツラやブナなど広葉樹を植えて景観をよくするのもいいか。

FSCの森林認証には、林業地であろうと、一定面積の天然林を確保することが求められるが、その延長で湿原をつくってもいいのではないか。もともと水系のあるところになるから、おそらく木材生産にたいして影響しないはずだ。

……そんなことを考えながら、せっせと歩いていたのである。

気分すっきり。

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コメント

湿地を作るのは個人的にはいいと思いますが、カやブユも発生するので、総合的には微妙では

カもブユも生物多様性(^o^)。

水が豊富なら、かけ流し…じゃない、オーバーフローさせて水を滞留しないようにすればいいんですけどね。

生物多様性を看板に使って、新しい遭難の形を提示されるかと思って最後まで読んだのですが、肩すかしでした。

私は、遭難をそんなに軽く行いません。数カ月前から計画を練り、地図を見つつ熟慮の末に遭難ポイントを決め、タイムスケジュールを組んで、最初の踏み出す一歩も予定通りにしなくてはならないのです。ましてや雨上がりの山に入って汚れるのは遭難道に反しています。あくまでオシャレにスマートにダンディに遭難することが重要なのです。
今回の散歩は思いつきでした。それでは遭難できません。

構成を練り上げた遭難もまた結構ですが、その場に対応した即興的遭難もまた必要でありましょう。その結果、全身泥だらけになるくらいの盛り上がりを時には期待しております。

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